最新記事
- 2024年F1日本GP、国歌独唱は航空中央音楽隊の...
- 【F1第5戦無線レビュー】前戦の欠場、手術か...
- ウイリアムズF1、『Williams Racing Fan Zone...
- 鈴鹿サーキット、F1日本GP終了後に応援のぼり...
- レッドブルF1オリジナルキーホルダーをゲット...
- レッドブル専用VIPラウンジの名称は『Red Bul...
- F1日本GP公式PRイベント「F1 Tokyo Festival...
- 毎戦ピット作業トラブルに見舞われるキック・...
- 時間との戦いの中でシャシーを修理するウイリ...
- ホンダ、2026年F1参戦に向けた新たなパワーユ...
- 【全ドライバー独自採点&ベスト5/F1第3戦】...
- マクラーレン代表、2位を失ったのは戦略が原...
【F1チーム代表の現場事情:マクラーレン】ピアストリ騒動の最中、あえて沈黙を守り、激しい批判に耐えたブラウンCEO
2022年9月24日
大きな責任を担うF1チーム首脳陣は、さまざまな問題に対処しながら毎レースウイークエンドを過ごしている。チームボスひとりひとりのコメントや行動から、直面している問題や彼のキャラクターを知ることができる。今回は、マクラーレン・レーシングのCEOザク・ブラウンに注目した。
─────────────────────────────────
アルピーヌとマクラーレンの首脳陣は今年のサマーブレイクにはリフレッシュする時間を取れなかったに違いない。まず、ハンガリーGP終了直後にフェルナンド・アロンソが来年アルピーヌから去ってアストンマーティンに加入するという電撃発表を行った。2023年のドライバーを失ったアルピーヌは、オスカー・ピアストリがチームを離れると彼らに宣言していたにもかかわらず、彼をアロンソの後任として発表した。
アルピーヌのこの発表が、さまざまな論争と推測を引き起こし、マクラーレン・レーシングのCEOザク・ブラウンは悩みを抱えることになった。当時、ブラウンはインディカードライバーに関して法廷闘争の真っ只中にいた。アルピーヌがピアストリとの契約を発表したことで、彼はF1でも同じ立場に立たされることになったのである。
まず彼が決めなければならないのは、「どういう発言をするか」であった。アルピーヌの声明は、彼らが長年サポートし、リザーブドライバーに起用し、将来レースドライバーに昇格させる予定の若いドライバーをマクラーレンが奪ったという印象を与えるものだった。
アルピーヌ代表オットマー・サフナウアーは、ピアストリには誠実さがないと責め、多くのファンがSNSを通してブラウンとマクラーレンを強く批判した。ピアストリを獲得するやり方だけでなく、それによって人気の高いダニエル・リカルドがシートを失うことが確定したことに、大勢が激怒したのである。
ブラウンにとっては難しい状況だったが、最終的にマクラーレンにとっても、ピアストリおよび彼の代理人たちにとっても、沈黙を守ることが最善の方法だと彼らは判断した。彼らは自分たちが正当な契約を有しているという確信があったため、事実が明らかになるまで待つことにしたのだ。
FIA契約承認委員会(CRB)が審査を行うことが決まり、その裁定が発表されるまでの間、サフナウアーは、ピアストリを批判し続けたが、ピアストリとマクラーレンは沈黙を保った。そしてCRBが発表した裁定は、ピアストリとマクラーレンの契約を認めるというものだった。
アルピーヌは、ピアストリに対して正当な契約を与えておらず、将来について具体的なプランを示していなかった。そんななかでピアストリはリザーブドライバーの役割を果たし続けたが、10日後と約束された契約が示されたのは約6カ月後であり、その上、契約内容は合意したものとは異なっていた。そうしてマネージャーのマーク・ウエーバーは、ピアストリの将来を守るために行動を起こさなければならないと考えるに至り、マクラーレンへの移籍を決めたのだ。
CRBの裁定により、マクラーレンが勝者となった。その後も、ブラウンはしばらく沈黙を守り、発言はチーム代表アンドレアス・ザイドルに任せていた。アルピーヌと舌戦を繰り広げなくても、事実が自分たちの正当性を証明していると思ったからだ。
今、マクラーレンとアルピーヌはコンストラクターズ選手権4位の座を激しく争っている。欲しかったドライバーを手に入れることができたことで、ひとつの勝利を手に入れたブラウンだが、コース上でもアルピーヌに勝つことを目指して最後まで戦っていく。
(Chris Medland)
関連ニュース
3/22(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
3/23(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
3/24(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 51 |
2位 | シャルル・ルクレール | 47 |
3位 | セルジオ・ペレス | 46 |
4位 | カルロス・サインツ | 40 |
5位 | オスカー・ピアストリ | 28 |
6位 | ランド・ノリス | 27 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 18 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 16 |
9位 | ランス・ストロール | 9 |
10位 | ルイス・ハミルトン | 8 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 97 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 93 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 55 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 26 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 25 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 6 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 4 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
第3戦 | オーストラリアGP | 3/24 |
第4戦 | 日本GP | 4/7 |
第5戦 | 中国GP | 4/21 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |