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F1の最先端技術に触れることは「人と技術を鍛える意味のある活動」/渡辺HRC社長&浅木四輪開発部部長インタビュー
2022年9月2日
スパ・フランコルシャン・サーキットで開催された2022年F1第14戦ベルギーGPを訪れたHRCの渡辺康治社長と浅木泰昭四輪レース開発部部長。ホンダのF1活動終了後はHRCがレッドブル・パワートレインズへ技術支援を行っており、このことについて渡辺社長は、F1の最先端技術の触れることは意味のある活動だと評価している。また浅木部長は、活動最終年にタイトルを獲得したことで「みなさんがホンダを見る目も変わっている」ことを実感したと明かした。
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──4月に鈴鹿でHRCの体制発表に関する記者会見が行われたとき、HRCの長井昌也企画管理部長が「日の丸カラーのレッドブル・ホンダRB16Bを日本のファンの前で走らせたい」という意向を示しました。もうすぐ日本GPですが、それについてはどのようになっていますか。
渡辺康治HRC社長(以下、渡辺社長):長井は「日本GPで走らせる」ということは言っていないと思います。日本のファンの前で走らせたいということでレース期間中ではないイベントなどでチャンスがあればという認識でお願いします。今年の日本GPはシンガポールGPと連戦なので、鈴鹿で走らせることは物理的に無理だと思います。シーズンが終わってからのファン感謝デーなどがチャンスかなと。昨年はまだコロナ禍で海外からドライバーも呼ぶことができなかったので、今年はぜひ招待できればと考えています。
──2020年に、2021年限りでのF1参戦終了を発表した後、2021年になって勝ち出して、ついに2021年にドライバーズチャンピオンを獲得しました。ホンダさんのなかで、撤退は早かったのではないかという雰囲気はないですか。
渡辺社長:本田技研としては決めたことなので、その決定についてはいまも疑問は感じていないと思っています。と同時に私はいまレッドブル・パワートレインズへのテクニカルサポートを行っているHRCの社長で、そういう立場で言うとF1という最先端の技術に常に触れているということは、人と技術を鍛えるという点で意味のある活動だと感じています。
浅木泰昭四輪レース開発部部長(以下、浅木部長):ホンダの本社が変わるというのは、そんなに簡単な話ではありませんが、さくら(HRC)の技術者としたら、いただいたラストイヤーに意地を見せられたことで考え方が変わったことは確かだし、みなさんがホンダを見る目も変わっていることは実感しています。
──ベルギーGPではアウディが2026年からF1参戦を表明しました。どのような受け止めていますか。
渡辺社長:モータースポーツに真剣に取り組んでいるさまざまな自動車メーカーがF1に参入してくるということは、F1にとって活性化も進むし、高いレベルで競争できるという点でいいことだと思っています。
──アウディは会見でF1参戦の理由として、「F1が2030年までにカーボンニュートラルを目指しているからだ」ということを挙げていました。しかし、ホンダはカーボンニュートラルを目指すためにF1参戦を終了すると説明していました。ファンのなかで混乱が生じています。
渡辺社長:我々はホンダのプログラムのなかで、トップエンジニアがカーボンニュートラルを目指す開発に集中すべきと考えただけで、F1を否定するつもりはまったくありません。我々がF1参戦を終了すると発表した後、世の中も大きく動いて、今年の8月中旬には国際自動車連盟(FIA)も2026年以降に向けてさまざまなレギュレーション変更を行い、アウディさんがF1に参戦することになった。そのことはとても理に適った決定だと思います。繰り返しになりますが、我々はF1を否定するつもりはありません。たとえば、ホンダのレーシングスクールもレッドブルに協賛してもらって、将来F1へ羽ばたくドライバーを育成していますし、現在FIA F2で活躍している岩佐歩夢選手も我々が行っているフォーミュラ・ドリーム・プロジェクトの支援でF1を目指しています。
──後半戦初戦のベルギーGPで圧倒的な速さを披露しました。ICEが2025年末まで開発が凍結されていることを考えると、パワーユニットの勢力図はしばらく変わりそうもない?
浅木部長:信頼性に問題があって、いま馬力を絞っているところがあったとしたら、開発が凍結されていても信頼性を向上させることはできるので、信頼性を向上させた後に馬力を上げてくる可能性はあります。フェラーリなどは開発が凍結される前にとりあえず信頼性よりも、パワーを上げるという基本骨格にしているでしょうから、これから信頼性が向上してきたら、パワーも上がってくるでしょう。
──後半戦に向けては?
浅木部長:夏休み明け初戦のベルギーGPは各チーム、各車、いろんなアップデートをしてきたはず。そのなかで、レッドブルは非常に力強い走りを披露してくれました。後半戦も十分戦えるんじゃないかと思っています。
(インタビュー・文 尾張正博)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 119 |
2位 | セルジオ・ペレス | 105 |
3位 | フェルナンド・アロンソ | 75 |
4位 | ルイス・ハミルトン | 56 |
5位 | カルロス・サインツ | 44 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 40 |
7位 | シャルル・ルクレール | 34 |
8位 | ランス・ストロール | 27 |
9位 | ランド・ノリス | 10 |
10位 | ピエール・ガスリー | 8 |

1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 224 |
2位 | アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム | 102 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | スクーデリア・フェラーリ | 78 |
5位 | マクラーレンF1チーム | 14 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 14 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 8 |
8位 | アルファロメオF1チーム・ステーク | 6 |
9位 | スクーデリア・アルファタウリ | 2 |
10位 | ウイリアムズ・レーシング | 1 |

