アストンマーティンF1のベッテルがパワーユニット交換へ。グリッド降格でアメリカGPは後方スタートの見込み
2021年10月22日
アストンマーティンF1チームのセバスチャン・ベッテルは、F1第17戦アメリカGPでパワーユニット(PU)のエレメント交換を行う予定であることを明かした。その場合、ベッテルはグリッド降格ペナルティを受ける。
木曜記者会見で、アメリカGPがどのような週末になると思うかと聞かれた際にベッテルは、「難しい週末になると思う」と答えた。
「エンジンを交換して、ペナルティを受ける予定だ。スタートポジションから何ができるかを見ていく。とはいえ、ここで僕らは強いのではないかと思っている。どれぐらい強いかは、これから確認しよう」
ベッテルはメルセデス製パワーユニットのどのエレメントを交換するのか、詳細については語らなかった。
2021年のF1レギュレーションでは、1台のマシンが1シーズンに使用できるパワーユニットのエレメントの基数は、エンジン(ICE)、MGU-H、MGU-K、ターボチャージャーは3基、エナジーストア、コントロール・エレクトロニクスは2基、エンジン・エキゾーストシステムは8基に制限されており、これを超えるとグリッド降格ペナルティを受ける。
ベッテルのパワーユニットは、エンジン・エキゾーストシステム以外は、すべて制限に達している。そのため、最少で10グリッド降格、最大で最後尾へと降格される可能性がある。
しかしベッテルは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズはオーバーテイクが可能なサーキットであるとして、この週末に新品パワーユニットを入れるのはいい選択であると考えている。
「ここでは(オーバーテイクが)可能なので、(パワーユニット交換をするには)いい場所だと思う」とベッテル。
「日曜の午後は、ポジションを上げていって上のグループで戦えればいいね。楽しいレースになることを期待している」
(autosport web)
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