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ベッテル、アロンソ妨害で3グリッド降格「僕がペナルティを受けるなら、他の人たちも罰せられるべき」/F1第9戦予選
2021年7月4日
アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは、F1第9戦オーストリアGP予選Q2でフェルナンド・アロンソ(アスピーヌ)のアタックラップの妨害をしたとして、3グリッド降格のペナルティを受けた。
アロンソはQ3進出をかけてQ2最後のアタックラップを走っていたが、ラップの終盤、ターン9とターン10にかけて、ベッテルに引っかかり、そのラップを断念せざるを得なくなった。Q1では3番手タイムを記録、その際のタイムはQ2進出に十分なものだったが、アロンソは結局予選14番手に終わった。
ラップを走り終えたアロンソは無線で激怒。一方、ベッテルはチームに対して無線で「どうしてアロンソ(が後ろから来ていること)について教えてくれなかったの?」と聞き、チームは「教えたよ」と答えていた。
この件についてスチュワードは審議した結果、3グリッド降格およびペナルティポイント1をベッテルに科した。
「アロンソはQ2終盤直前にファストラップを走っていた。最後のふたつのコーナー(ターン9と10)に近づいた時、前に3台のマシンがおり、最後の予選ラップの準備をしていた」とスチュワードの声明には記されている。
「ベッテルは3台の列の一番後ろに位置し、アロンソを妨害、その結果、アロンソは最後の予選ラップを断念しなければならなかった」
予選8位を獲得したベッテルだが、11番グリッドに降格されることになった。
ベッテルは、アロンソに謝罪する一方で、他のドライバーたちの行動を非難している。FIAレースディレクターのマイケル・マシは、クリアラップを取るためにターン9入口からターン10の出口にかけて自分の前にスペースを設けようとしてはならないとして、この区間での不必要な低速走行を禁じていた。ベッテルは、それを守らないドライバーたちがおり、その影響でこの一件が起きたのだと述べている。
「昨日、ターン8と9の間のストレートでスピードを落とすということで合意していた。僕がそこでスピードを落としたら、他のドライバーたちが次々に僕を抜いていき、彼らはターン9とターン10の間で減速した。そこではスローダウンしないという話になっていたのに」
「つまり、僕がペナルティを受けるのなら、全員が受けるべきだよ!」
「僕は他にやりようがなかったと思う。念のためミラーを確認したけれど、その時点では見えなかった。最後の最後にフェルナンドがやってくるのが見えた。僕は基本的にあのラップを断念し、どこうとした」
「彼には本当に申し訳ないと思っている。彼は何も悪いことはしていないからね。でも、僕の方も、やれることはほとんどなかった」
■大きなチャンスを失ったアロンソは意気消沈も、ベッテルを非難せず
アロンソは、予選5番手を獲得できる可能性があったとして悔しがっているが、ベッテルを非難してはいない。
「今日の予選ではこれまで同様に速さがあった。Q1では3番手だったし、Q2では4番手か5番手の可能性があり、Q3では5番手か6番手を獲得できたかもしれない。タイヤを2セット残していたからね」とアロンソは予選後に語っている。
「僕たちの週末に対して大きな打撃だ。もう終わったも同然だと思っている。僕たちにはやれることがない」
「セブは他にやりようがなかったのだと思う。走行中はエンジニアに頼るしかないし、セブ自身というより、チームに責任があるんじゃないかな」
「セブは悪いことは何もしていないと思う。彼の前には何台かマシンがいたんだ」
Q2終わりにターン9入口でスローダウンしたとして、カルロス・サインツ(フェラーリ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)の行動が審議対象になったが、どちらに関してもスチュワードは、その前に大勢のドライバーが列を作っていたため、彼らだけをとがめることはできない判断、ペナルティは科さなかった。
(autosport web)
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予選 | 結果 / レポート | |
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 161 |
2位 | シャルル・ルクレール | 113 |
3位 | セルジオ・ペレス | 107 |
4位 | ランド・ノリス | 101 |
5位 | カルロス・サインツ | 93 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 53 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 44 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 35 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
10位 | 角田裕毅 | 15 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 268 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 212 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 154 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 79 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 44 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 20 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |
第11戦 | オーストリアGP | 6/30 |