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メルセデス&ボッタスが2週連続で最速も、4チームが0.2秒差にひしめく/F1テスト最終日

2020年2月29日

 2月28日、2020年F1プレシーズンテストが最終日を迎え、スペイン・バルセロナで10チーム14人のドライバーがニューマシンで周回を重ねた。トップタイムをマークしたのは、メルセデスのバルテリ・ボッタス、2番手に0.073秒差でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続いた。


 ドライコンディションの下で行われた第2回テスト3日目は、赤旗が出ることなく、全10チームがそれぞれ100周以上を走りこんだ。トップ3が0.08秒差、トップ5が約0.21秒の僅差で並んだ。

■ボッタスがテスト1&2両方を制覇も、メルセデスボスは信頼性向上が課題と認める

 メルセデスは午前にルイス・ハミルトン、午後にボッタスが走行を行った。前日はトラブルのために走行時間を大幅に失ったハミルトンだが、この日は90周を走りこみ、ロングランを中心に行うなかで1分16秒410(C5タイヤ)を記録、5番手となった。


 午後に走り出したボッタスは、79周のなかで1分16秒196(C5タイヤ)をマーク、この日のトップに立った。このタイムはテスト2では最速だが、ボッタス自身がテスト1で記録した1分15秒732(C5タイヤ)にはおよばなかった。


 テクニカルディレクターのジェームズ・アリソンは、「トップタイムでテストを締めくくることができてうれしい。しかし開幕までに信頼性のレベルを上げるための努力をしなければならない」と述べている。

■フェルスタッペン、C4タイヤでC5のメルセデスに肉薄

 ボッタスに続く2番手タイムをマークしたのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだった。午後に走行したフェルスタッペンは、セッション終盤に1分16秒269(C4タイヤ)で、ボッタスに続く2番手に浮上した。0.073秒差で、使用したタイヤはフェルスタッペンの方がハード寄りだった。このタイムは6日間総合でもボッタスに次ぐ2番手にあたる。


 午前担当のアルボンは、主にロングランを担当し、59周を走り、1分17秒803(C3タイヤ)で14番手だった。

2020年第2回F1プレシーズンテスト3日目:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2020年第2回F1プレシーズンテスト3日目:アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

■ルノーのリカルド、首位から0.08秒差の3番手

 ルノーのダニエル・リカルドは午前セッションでトップに立ち、そのタイムでこの日の3番手となった。65周のなかで1分16秒276(C5タイヤ)をマーク、ボッタスのトップタイムとは0.08秒差だった。「午前にトップタイムを出すことができ、いい形でテストを締めくくることができた」とリカルドはポジティブな感想を示している。


 午後に登場したエステバン・オコンは、75周を走り1分16秒433(C5タイヤ)で6番手だった。

2020年第2回F1プレシーズンテスト3日目:ダニエル・リカルド(ルノー)
2020年第2回F1プレシーズンテスト3日目:ダニエル・リカルド(ルノー)

■フェラーリのルクレールが最多181周を走行

 フェラーリのテスト最終日を担当したのはシャルル・ルクレールだった。ルクレールは1分16秒360(C5タイヤ)でフェラーリにとって6日間総合ベストとなるタイムをマークし、4番手となった。レースシミュレーションに取り組んだルクレールは、この日ドライバー別で最多の181周を走りこんだ。

2020年F1第2回バルセロナテスト3日目 シャルル・ルクレール(フェラーリ)
シャルル・ルクレール(フェラーリ)

■レーシングポイント、小さなトラブル発生も懸念なし

 レーシングポイントのセルジオ・ペレスが7番手だった。154周を走ったペレスは、1分16秒634(C5タイヤ)を記録した。パフォーマンスエンジニアリングディレクターのトム・マクロウは、午前セッション終盤に電気系の小さなトラブルが発生、心配するような問題ではなかったが、念のためチェックを行ったため、ソフト寄りのタイヤでの走行時間を失ってしまったと述べている。

2020年F1第2回バルセロナテスト3日目 セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
セルジオ・ペレス(レーシングポイント)

■マクラーレン「多数のアップデートがうまく機能した」

 8番手に続いたのはマクラーレンのカルロス・サインツJr.だった。サインツは163周を走り、1分16秒820(C4タイヤ)を記録、「開幕戦への準備は整った」と述べている。チーム代表アンドレアス・ザイドルは、今週は多数のアップデートを持ち込み、それが予想どおり機能したとして、「マクラーレンにとって久しぶりにいいテストだった」と述べた。

■ウイリアムズ、メルセデスにPUトラブルの解決を求める

 ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、146周を走りこみ、1分16秒871(C5タイヤ)で9番手。チーム副代表クレア・ウイリアムズは、「マシンは昨年型と比べて間違いなくよくなったと感じる」とポジティブなコメントをする一方で、何度かパワーユニットにトラブルが出てプランに影響が出たとして、メルセデスが開幕までに問題を解決することを期待するとも述べている。

■アルファタウリ・ホンダのクビアト、160周を走り「充実した一日」

 10番手はアルファタウリ・ホンダのダニール・クビアト。終日走行したクビアトは、160周を走りこみ、1分16秒914(C4タイヤ)をマークした。自己ベストラップを走行中に問題があり、それによってコンマ数秒を失ったというが、多くの周回を走り、充実した一日だったと語っている。

■ハースにクラッチトラブル、マグヌッセンが走行時間をロス

 ハースは午前中にロマン・グロージャン、午後にケビン・マグヌッセンを起用してテストを続けた。グロージャンはターン7でコースオフするシーンもあったが、86周を走りこみ、1分17秒037(C4タイヤ)で11番手。マグヌッセンはクラッチトラブルのため、午後の走行時間の大部分を失い、周回数は29周にとどまり、タイムは1分17秒495(C4タイヤ)で13番手だった。

■ライコネンがアルファロメオC39のパフォーマンスを最終確認

 キミ・ライコネンがアルファロメオのテスト最終日を担当、115周を走行し、1分17秒415(C5タイヤ)で12番手となった。この日、ライコネンは予選ランと決勝ランの両方を行い、ニューマシンのパフォーマンスを確認した。
 2020年F1開幕戦オーストラリアGPは3月13〜15日に開催される。



(autosport web)




レース

4/19(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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