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フェラーリF1の大敗をイタリアメディアがこぞって酷評「タイトルの望みを自ら潰した」

2017年9月20日

 イタリアの多数のメディアが、F1シンガポールGP決勝を悲惨な結果で終えたフェラーリとセバスチャン・ベッテルを容赦なく酷評している。


 スタート直後、ポールシッターのベッテルが2番グリッドスタートのマックス・フェルスタッペンを牽制するために左に動いた。しかし4番グリッドから好スタートを決めたライコネンが反対側から並びかけたことで、フェルスタッペンは2台のフェラーリに挟まれる形になり、多重クラッシュが起きた。結果、その場でフェルスタッペンとライコネンはリタイア、マシンにダメージを負ったベッテルも、直後にスピンを喫してレースを終えた。


 フェラーリは、この混乱の責任がフェルスタッペンにあるかのようなツイートをして、批判を浴びた。イタリアメディアも、この件についてはフェラーリに味方していないことが、その報道に明快に表れている。


「フェラーリのしたことはすべて間違っていた」とLa Gazzetta dello Sport紙は断言した。


「赤いマシンは、最高のホラー映画監督でさえ想像できない方法で自らを破壊した」


 Corriere dello Sport紙の表紙には「ノー、ベッテル! そうじゃない!」という扇動的な見出しが飾られた。


「シンガポールの初めの300メートルで起きたことは、フェラーリにとってここ10年間で最も悲惨な出来事のひとつだった」


 Tuttosport紙はこう報じている。「悲惨な事故がフェラーリの世界タイトル獲得の希望を打ち消した。数秒でシーズン全体が台無しになった」


 そしてLa Stampa紙はこう結論づけた。「今やハミルトンは世界タイトルを余裕で獲得できる」


 オープニングラップで2台ともリタイアしたのは、フェラーリF1史上初めてのことだった。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)




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