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ホンダ密着:改善の1年を終え、コンストラクターズ選手権で6位に浮上。2017年こそ飛躍を

2016年11月28日

 2016年シーズンを締めくくる最後の一戦となったアブダビGP。レース前、「これがラストレースになるという気持ちで臨みたい」とレース前に語っていたジェンソン・バトンを、チームスタッフ総出で花道を作って、レースへ送り出していた。

 午後5時。太陽が西へ傾き始める中、予選でQ3に進出して9番手からスタートしたフェルナンド・アロンソは、Q2でベストタイムを刻んだときに装着していたウルトラソフトを装着。一方、予選で12位に終わっていたバトンは、スタート時のタイヤを自由に選択できるため、ソフトを装着してスタートした。

XPB Images

「ロングランではフォース・インディアのペースにはついていけませんでしたが、ウイリアムズとは互角の戦いができていた」(長谷川祐介総責任者)というマクラーレン・ホンダは、ウルトラソフトを履くアロンソを7周目にピットインさせ、予定どおり2ストップ作戦でレースを進めていった。

 逆にバトンは、1ストップを念頭に順調に周回を重ね、10周目には7番手までポジションを上げていた。ところが、12周目に縁石に乗った際に右フロントサスペンションにダメージを負い、通常走行ができなくなり、ピットイン。修復不能と判断したチームはリタイアを決断した。

 残念な結果に終わったバトンだが、レース後、「みんなにお礼を言いたい」とガレージにやってきた。そして、長谷川総責任者も「最後、一緒に働くことができて良かった。いつでも帰っておいで」と、感謝と労いの言葉を贈ったという。





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