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【2025年F1チーム別プレビュー/フェラーリ】今年にかけるチームと心機一転の強いハミルトン
2025年3月13日
2025年F1シーズンが3月14〜16日のオーストラリアGPで幕を開ける。10チーム、そして20人のドライバーたちは、今シーズンどのような活躍が期待され、どのような課題に直面するのか。長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏の見解を、チーム別にお届けする。今回は2024年コンストラクターズ選手権2位だったフェラーリに焦点を当てる。
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■フェラーリ:悲願のタイトルを2026年でなく今年狙う
2025年型マシンの開発に関して、どのチームよりも多くのリソースを投入する覚悟を持っているのはフェラーリなのではないかと感じる。2024年のコンストラクターズタイトルをわずかの差で逃したため、フレデリック・バスール代表と彼のチームは、2026年にライバルたちより優れた基盤を作り上げることにかけるのではなく、それより早く、今年王冠を手に入れたいと考えていると思われる。
ルイス・ハミルトンのマラネロ入りにより、活力がさらに増した。フェラーリの新ドライバーペアは今季最も興味深いラインアップだ。ベテランのハミルトンが依然としてレースにおいて驚異的な力を持っていることに疑いの余地はない。一方でシャルル・ルクレールは予選で最速といわれるドライバーだ。今年、ふたりは最高の結果を目指して競い合うはずだ。

■シャルル・ルクレール:ハミルトンに勝つことが絶対条件
今年はルクレールにとって極めて重要な一年になる。シーズン前には新チームメイトにスポットライトを快く譲ってきたものの、ルクレールは7度のワールドチャンピオンであるハミルトンにコース上で勝たなければならないと理解している。それこそが、フェラーリを今後の数年でさらに高みに導くのは自分であると証明するための道だからだ。
ルクレールはより成熟したカルロス・サインツに何度か出し抜かれた。自身が経験で学んだことを、2025年には示さなければならない。さもなければ、ハミルトンがチーム内でさらに影響力を増して、ルクレールは陰に追いやられてしまうだろう。バスール代表はルクレールのポテンシャルを心の底から信じている。今年はその評価が正しいことを証明するのに最適なチャンスだ。

■ルイス・ハミルトン:新天地でやる気みなぎる
今のハミルトンには新たな活力がみなぎっている。メルセデスでこの3年間、苦しみとフラストレーションを味わった彼は、フェラーリに加入して以来、まるで生まれ変わったように見える。
以前よりも幸せそうな様子で、饒舌で、仕事にこれまで以上に集中している。マラネロをほぼ拠点のようにして暮らし、マクラーレンやメルセデス時代よりも、チームの日常に関与している。
予選でルクレールと同等のパフォーマンスを発揮することは容易ではない。しかしハミルトンがレース運びにおいて今も非常に優れていることは間違いない。チーム内でのふたりの戦いは、とても面白いものになりそうだ。

(text:Luis Vasconcelos)
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1位 | ランド・ノリス | 44 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 36 |
3位 | ジョージ・ラッセル | 35 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 34 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 22 |
6位 | アレクサンダー・アルボン | 16 |
7位 | エステバン・オコン | 10 |
8位 | ランス・ストロール | 10 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 9 |
10位 | シャルル・ルクレール | 8 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 78 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 57 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 36 |
4位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
5位 | スクーデリア・フェラーリHP | 17 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 14 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
9位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 3 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

