3位&4位のフェラーリ、ドライバーたちに不満が残るレースに。サインツはピット指示に苛立ち、ルクレールは僚友に激怒
2024年11月25日
2024年F1ラスベガスGP決勝で、フェラーリのカルロス・サインツは3位、シャルル・ルクレールは4位を獲得した。
スタート直後、4番グリッドのルクレールが、サインツの前の2番手に浮上。首位を行くジョージ・ラッセル(メルセデス)にチャレンジしたが、そのうちついていくことができなくなり、ルクレールはポジションを大幅に落とした後、最初のピットストップを行った。
その後は常にサインツがルクレールの前を走り、ふたりは3位と4位でフィニッシュした。
ふたりはそれぞれレースのなかで不満を感じる出来事に遭遇していた。サインツは、2回目のタイヤ交換の際に、直前になってステイアウトするよう指示され、それによって時間を失ったと感じている。
ルクレールは、2回目のピットストップを終えてコースに復帰した際、先にタイヤ交換を済ませていたサインツの前に出たものの、すぐに抜かれてしまった。サインツは追い越しを禁じられていたと考えていたルクレールは、サインツの行動に激怒し、レース終了後のクールダウンラップ走行時に無線で不適切な言葉を使いながら、不満を表した。
ランキング2位のフェラーリは今回27ポイントを稼ぎ、1位のマクラーレンは15ポイントの獲得にとどまった。そのため、両者の差は24ポイントに縮まった。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=3位(50周/50周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
今日のメルセデス勢のペースを考えれば、チームとして最大限のポイントを確保できたと思う。そして、2度目のストップの時にピットエントリーでのドタバタがなかったとしても、ルイス(・ハミルトン)の前にはとどまれなかっただろうね。プラクティスの時の様子から見て、もっと競争力があると予想していたのだが、レースではタイヤのグレイニングがひどくて苦戦した。
コンストラクターズ争いの決着を最終戦まで持ち越すことを目指して、残りの2戦も戦い続けるよ。さあ、次はカタールだ。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=4位(50周/50周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
スターティンググリッドと同じ位置でレースをフィニッシュした。そう言うとあまりエキサイティングではなさそうだけど、細かい部分に目を向けるといろいろなことがあったんだ。ミディアムを履いた最初のスティントでは、残念ながらフロントのデグラデーションが大きかったが、ハードはよく機能してくれて挽回することができた。
マックス(・フェルスタッペン)に心からおめでとうと言いたい。彼はこの選手権タイトルに相応しい。マックスは驚くべきシーズンを送り、常に最善の結果を確保してきたことが報われた。僕らの来年に向けてのモチベーションは、これで一層高まった。来季は彼にもっと強いプレッシャーをかけられるようになりたいと思う。
マクラーレンより上位でシーズンを終えるために、最後の2戦では全力でプッシュするつもりだ。
(autosport web)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

