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【F1第19戦予選の要点】1アタックでポールを射止めたノリス。決勝最大の見どころはスタートにあり
2024年10月20日
現地時間10月19日に行われた2024年F1第19戦アメリカGPの予選。Q3最初のアタックを終えた時点でランド・ノリス(マクラーレン)が暫定ポールにつけた。
同じくQ3最初のアタックにて、ノリスから0.031秒遅れの暫定2番手につけたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、「でもあのアタックでは、ターン19で少しミスをしていたんだ」と、予選後のインタビューで語っている。
ミスした上での0.031秒差。つまり、セッション終盤の2アタック目をミスなく終えることができていれば、フェルスタッペンが逆転する可能性は十分にあっただろう。
世界が注目した2アタック目。先にコースに出たフェルスタッペンが、セクター1を24秒820という全体最速タイムで通過した。対するノリスは、この区間だけで0.2秒以上遅れを取った。ただし高速コーナーの連続するセクター1が速いレッドブルに対し、低中速コーナーの多いセクター2、3はマクラーレンが優れる。
ただ、前日のスプリント予選でのノリスは、セクター2、3での利点を活かせず4番手に終わっていた。逆にフェルスタッペンは3セクターすべてをノーミスでまとめて、スプリントのポールポジションを獲得。19周のスプリントもそのまま逃げ切り、6月末に行われたオーストリアGPでのスプリント以来、ほぼ4カ月ぶりの勝利を挙げた。
だがふたりがセクター2を攻め始めた直後、セクター3でダブルイエローが出た。最終コーナーのひとつ手前、ターン19でジョージ・ラッセル(メルセデス)がクラッシュしたのだ。そのまま予選は終了し、フェルスタッペンは前日に続くポールポジション獲得はならなかった。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われた過去5戦のアメリカGPは、ポールシッターがすべて違う顔ぶれだった(2018年ルイス・ハミルトン、2019年バルテリ・ボッタス、2021年フェルスタッペン、2022年カルロス・サインツ、2023年シャルル・ルクレール)。
そして今年もノリスがここで初めてポールを獲得したことで、この珍しい記録は継続されることとなった。
低速から中高速コーナー、長いストレートが満遍なく配置され、しかもコーナーの多くがミスを犯しやすいトリッキーなレイアウト。区間タイムをすべてまとめることが非常に難しいことが、同じポールシッターが続かない主な理由であろう。
一方で過去の5人のポールシッターで、そのまま勝利を遂げたのは2019年のボッタス、2021年のフェルスタッペンのみ。残りの3人はいずれもスタート直後に順位を落としている。言い換えれば1周目で首位を死守できれば、そのまま逃げ切れる可能性が高いことになる。
前戦シンガポールGPではポールポジションから首位を最後まで守り切り、「ポールから勝てない男」という悪評を払拭することに成功したノリス。アメリカGPの決勝もまた、まずはスタートが最大の見どころとなることは間違いない。
(柴田久仁夫)
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4/18(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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4/19(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
4/20(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 99 |
2位 | ランド・ノリス | 89 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 87 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 73 |
5位 | シャルル・ルクレール | 47 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 38 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 31 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 20 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 188 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 111 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 89 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 78 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 25 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

