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ストロールの才能を認める元F1王者ヒル。ステップアップのためには「チームでナンバー1になることが必要」と主張
2023年4月17日
元F1チャンピオンのデイモン・ヒルは、ランス・ストロールがF1で次のレベルへ行くには、フェルナンド・アロンソに常に勝ち、アストンマーティンのナンバー1ドライバーになるしかないと考えている。
24歳にしてストロールはF1で7シーズン目を迎えている。2017年にウイリアムズでデビューを飾り、2019年に父親のチームであるレーシングポイントに移籍。レーシングポイントは2021年にアストンマーティンへとリブランドし、引き続きストロールがステアリングを握っている。
F1でのストロールの実績には、3回の表彰台と1回のポールポジションが含まれている。ポールポジションの獲得は、2020年のトルコGPで雨に濡れたコースで出した素晴らしいタイムによって達成された。トルコGPの決勝レースは不安定なコンディションで、ストロールは32周目までは首位を維持していたが、最終的に9位でフィニッシュした。
ストロールはキャリアを通して特にウエットコンディションで卓越したパフォーマンスを見せてきた。またグリッドでは最高のスターターのひとりであり、オープニングラップをうまく切り抜けていることが証明されている。これは優れた本能を持つドライバーであることの確かな証だ。
しかしストロールのパフォーマンスは、この2シーズンは低迷していた。だが公正を期して言えば、彼はチームから常にポテンシャルに見合うマシンを与えられているわけではない。
今年、ストロールの2023年シーズンに向けたプレシーズンの準備は、自転車事故と手首の骨折で台無しになった。出だしで躓いたものの、ストロールは今シーズン最初の3戦で順調なパフォーマンスを見せている。各予選ではトップ10入りし、開幕戦バーレーンGPでは6位、第3戦オーストラリアGPでは4位に入賞してポイントを稼いだ。なお第2戦サウジアラビアGPではトップ5圏内を走行中にエンジントラブルが起きてリタイアしている。
ヒルは、現在ストロールは彼の野心を主張する必要があるキャリアの段階にあると考えている。つまり、少なくともベテランのチームメイトであるアロンソよりも優位に立つようになるということだ。
「長期にわたって持続して維持しなければならない。急に調子が落ちたり、1回限りの出来事であってはならない」とヒルは、ポッドキャストの『F1 Nation』で、ストロールのパフォーマンスについて語った。
「だから今年彼は野心をかき立てなければならない。フェルナンド・アロンソのキャリアを終わらせることを目標にしなければならないだろう。残酷に聞こえるかもしれないが、それはジョージ・ラッセルが(ルイス・ハミルトンに対して)やっていることだ。そしてニコ・ヒュルケンベルグが(ケビン・)マグヌッセンに対してやろうとしていることだ。自分自身を誰もが認める王者として確立させ、そのチームでナンバー1になる必要がある」
ストロールは優れたドライバーになるための自然な能力に恵まれているが、おそらく最大限のポテンシャルを解き放つのに必要なことを理解していないのではないかと、ヒルは示唆した。
「私にとってより興味深い疑問は、誰かの究極のポテンシャルはどれだけあるかということだ」
「ランスには生まれながらの才能があると思う。今日の彼の状態から、彼が自分の実力だけで将来の世界チャンピオンになるとは思わない。マックス・フェルスタッペンやルイス・ハミルトンと同じようにはいかないだろう。彼がチャンピオンになるドライバーなら、フェルナンド・アロンソに完勝するだろう」
「次のレベルに進みたければ、そうしたことを始めなければならない。私の経験から話をすると、そのような状況に追い込まれて結果を出さなければならなくなるまで、自分が他のレベルに進んだことに気づいていなかった。すべてのドライバーには、彼らが思っている以上のポテンシャルがあるのだと私は思う」
「問題はどうすればそのポテンシャルを引き出せるかということだ。それには多大な献身と犠牲が必要だ」
興味深いことにヒルは、ストロールが父親のローレンス・ストロールが所有するアストンマーティンから離れることが、彼にとって有益なことだと考えている。そうすれば、長年父親の保護を受けているペイドライバーというイメージを振り払うことができるからだ。
「彼が本当に答えを知りたいのなら、他のチームに行かなければならない。そうすれば彼はそうした問題から逃れることができる。そして沈むか泳ぐかしなければならなくなる」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |