アーンハートSr.のシボレーでデモ走行のリカルド、ジュニアからのコメントに感激「うれしくて泣いてしまう」
2021年10月28日
マクラーレンF1チームのダニエル・リカルドは、彼のヒーロー、デイル・アーンハートSr.の1984年シボレー・モンテカルロでデモ走行を行った後で、アーンハートJr.からのコメントを聞き、深く感激したと語った。
マクラーレンのCEOザク・ブラウンは、2021年に加入したリカルドに対し、表彰台獲得を達成したときには、自身が所有するデイル・アーンハートSr.が1984年に乗って勝利を飾ったシボレー・モンテカルロに乗る機会を与えると約束していた。NASCARで7度チャンピオンに輝いた伝説のドライバー、故デイル・アーンハートSr.が、リカルドにとって子どものころからのヒーローであることは有名だ。
リカルドは第14戦イタリアGPで優勝、その褒賞として、ブラウンはアメリカGPの週末に、リカルドがシボレーでサーキット・オブ・ジ・アメリカズを走る機会を用意した。リカルドは数周を走行して大いに楽しみ、COTAのF1ファンたちも楽しませた。
このデモランを受け、アーンハートJr.はその日のうちに、SNSを通して温かいコメントを発表した。
「ダニエル、よかったね」と2度のデイトナ500勝者であるアーンハートJr。
「彼が私の父を心から称賛してくれていることにも感謝している。父の家族やファンを笑顔にしてくれている」
予選後のインタビューにおいて、F1レポーターのウィル・バクストンからこの言葉を聞かされ、リカルドは感激のあまり言葉を詰まらせた。
「それはすごいね」と感動の面持ちのリカルド。「今、鳥肌が立った。そんな風に受け止めてもらえてうれしい。今はそれしか言えない」
後に、リカルドはこう話した。「ウィル・バクストンがインタビューの最後に(アーンハートJr.のコメントについて)教えてくれた途端に鳥肌が立った」
「正直なところ、実際に会って彼から直接その言葉を言われていたら、少し泣いてしまったと思う」
「アーンハート家から公に感謝されるなんて、すごくクレイジーというか、ハッピーでクレイジーなことだ。彼らの大ファンだからね」
「シニアを応援していたし、ジュニアの大ファンでもあった。長年、NASCARのすべてのレースを見てきたんだ。毎年2月には、デイトナ500のために起きて、ジュニアが優勝に挑戦するところを見ていた」
「彼のお父さんを応援していたことに気づいてもらえて、感謝されるなんてとてもクールなことだ」
リカルドはシボレーでデモランを行った後の気分を次のように語った。
「すごかった、本当に楽しかった。他とは全く違うんだ」
「とても生々しくて、異質で、すっかりとりこになってしまった。ノイズ、ギヤ、ドライビングポジション……あらゆるものが独特だった」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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