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【F速プレミアム】スパイからの手紙/風が吹けば桶屋が儲かる?ザウバーに人材確保のチャンス到来か
2016.11.10
アウディのWEC撤退は人材確保の絶好のチャンスか
すでに報じられているように、アウディのWEC撤退に伴って、ザウバーはヨルグ・ザンダーの獲得に成功した。かつてBMWザウバー時代にヒンウィルで働いたこともあるザンダーは、来年初めからテクニカルディレクターとしてチームに合流する。
さらには、彼の指揮下で空力開発を担当していたグループの一部が、その後を追ってザウバーに加入するとの噂もある。アウディのモータースポーツ部門は、以前からザウバーの風洞を利用して開発を行ってきた。つまり、空力担当のエンジニアたちは、これまでもずっとヒンウィルで仕事をしており、ザウバーに移籍しても実際に働く環境は何も変わらないのである。
フォルクスワーゲンもWRCから手を引くことを決めたため、VWグループの2017年のメジャーなモータースポーツ活動は、アウディのDTMプログラムだけになる。これにより、多くの技術系スタッフが余剰人員となる見込みで、ドイツ語圏を本拠とするザウバーとしては人材確保の絶好のチャンスだ。
バーニーが築いたF1帝国の引き継ぎが必要だ
ご存知のように、F1の商業権を所有するデルタ・トプコ社は、リバティ・メディアによって段階的に買収されることが決まっている。だが、彼らが買収の手続きを完了し、同社の完全な支配権を握る日までは、現在F1の運営を切り盛りしている体制が変わることはないという。
エクレストンは、次のように語っている。「当面は何も変わらんよ。リバティ・メディアは、現時点では会社(デルタ・トプコ)の10%の所有者であって、まだ経営をコントロールする権限はない。私としては、これまでどおりに仕事をするだけだ」
とはいえ、リバティ・メディアも徐々にではあるが、エクレストンの帝国を引き継ぐための体制づくりを始めている。
すでに彼らは、商業面の担当者としてザック・ブラウンを招き入れたが、ここへ来てロス・ブラウンも新体制に参加するのではないかと言われている。リバティ・メディアとしては、ブラウンにF1運営の競技に関する面の統括と、チームやFIAとの窓口の役割を期待しているようだ。
カナダはストロールのF1デビュー決定で観客数増加の見込み
来年のカレンダーに残れるかどうか、保証はできないと言われていたブラジルとカナダの両グランプリに、明るい兆しが見えてきたようだ。
インテルラゴスでは、先週ついに新しいコントロールタワーと、その周辺の建物の工事が始まった。これによって、バーニー・エクレストンが求めていた開催継続のための条件のひとつが満たされることになる。
もっとも、ブラジルGPの将来は、先頃の選挙で当選したジョアン・ドリア新市長が、このサーキットをどうしようと考えるかにかかっている。ドリア新市長は選挙戦における公約として、アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェの完全民営化を掲げていたからだ。
一方、モントリオールでは、ウイリアムズがランス・ストロールの起用を正式発表したことで、グランプリへの関心が俄然高まっているという。ストロールは、2006年途中でジャック・ビルヌーブがシートを失って以来となる、久々のカナダ人F1ドライバーなのだ。
レースプロモーターのフランソワ・デュモンティエは、「(カナダGPにとって)これはポジティブなニュースだ。チケットの売り上げにも貢献してくれるに違いない」と語っている。
地元での関心が盛り上がり、観客動員の増加も期待できるとすれば、バーニーが条件として突き付けていた新しいピットとパドックビルの建設も、2018年までの延期が認められる公算が高い。
オコンが最有力だが、ナッセの可能性も捨てきれない
ドライバー市場の目下の焦点となっているフォース・インディアが、来季のセルジオ・ペレスのチームメイトについて、ブラジルGPの週末にも正式発表を行う可能性がある。
いまのところ最有力候補は、メルセデスのジュニアドライバーで、チームのエンジニアたちの評価も高いエステバン・オコンとされており、ほぼ彼で決まりと報じているメディアも少なくない。
しかし、発表の場がブラジルGPであるとすれば、それはブラジル人のフェリペ・ナッセを迎えることになったから、という推測も可能だ。ブラジル銀行の支援を受けるナッセは、フォース・インディアの金庫に2000万ユーロ(約23億円)を納めることができる。また、先週もお伝えしたように、バーニーも来季唯一のブラジル人ドライバーとなるナッセを、できればザウバーより競争力の高いチームに送り込みたいと望んでいるのだ。
(Luis Vasconcelos/Translation:Kenji Mizugaki)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 110 |
2位 | セルジオ・ペレス | 85 |
3位 | シャルル・ルクレール | 76 |
4位 | カルロス・サインツ | 69 |
5位 | ランド・ノリス | 58 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 38 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 33 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 31 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 19 |
10位 | ランス・ストロール | 9 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 195 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 151 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 96 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 52 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 40 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 7 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 5 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |