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メルセデスF1が期待をかける17歳のアントネッリ。ハミルトンの後任候補になり得るか

2023年12月14日

 メルセデスF1チームの2024年リザーブドライバーとしてミック・シューマッハーの続投が発表され、ジュニアドライバーのフレデリック・ベスティもその役割を務めるものとみられる。しかし彼らがルイス・ハミルトンの後継者になる可能性は低そうだ。7度の世界チャンピオンであるハミルトンの現在の契約は2025年シーズン後に終了するが、そのころにメルセデスは、ハミルトンのシートを継ぐ若手ドライバーの準備を整えることができるかもしれない。そういう期待がかけられているのは、育成ドライバーで、イタリア出身17歳のアンドレア・キミ・アントネッリだ。


 ジュニアカートカテゴリーでさまざまなタイトルや勝利を手にしたアントネッリは、2019年4月にメルセデスのジュニアプログラムに加入した。OKジュニアクラスのWSKユーロシリーズ、スーパー・マスター・シリーズで2019年タイトルを獲得。また、FIAカート・ヨーロピアン選手権では2位、FIAカート世界選手権では5位だった。


 2020年にアントネッリはOKクラスに昇格し、FIAカート・ヨーロピアン選手権とWSKユーロシリーズを制している。2021年には、OKクラスのさまざまな国際カートシリーズに参戦し、ふたたびFIAカート・ヨーロピアン選手権で勝利した。その後、シーズンの終わりにはシングルシーターレースに昇格。イタリアンF4最後の3ラウンドにプレマ・レーシングから参戦すると、印象的なペースを見せつつ表彰台フィニッシュも決めた。


 アントネッリは2022年にフルタイムでF4に参戦、プレマ・レーシングで走り、ADAC F4とイタリアンF4でタイトルを獲得。2023年にフォーミュラ・リージョナルに昇格し、5勝を挙げたフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権と、中東選手権で王座に就いた。アントネッリは、2024年もプレマに残留し、FIA F2にステップアップすることが決まっており、アブダビでのテストではすぐさま良い走りを見せた。

フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権2023年チャンピオンのアンドレア・キミ・アントネッリ
フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権2023年チャンピオンのアンドレア・キミ・アントネッリ


 FIA F3をスキップしてF2に参戦するアントネッリについて、メルセデスF1チーム代表トト・ウォルフは次のように述べている。


「我々は2019年にキミを傘下に置いた。その時点ですでに素晴らしい選手だった。彼の特性を見ることができたが、とにかく強かった! ガレージに迎えた時、彼は自信に満ち溢れていた。ゴーカートでの実績は素晴らしいものだったし、ジュニアフォーミュラに参戦するようになると、ルーキーイヤーに必ず勝利を挙げている」


「それでも注意を払わなければならない。キミにはあまりにも多くの期待が寄せられているからだ。彼をF2に参戦させるが、これは大きなステップだ。マシンははるかに重く、パワーも比べものにならないほど強力だ。時間を与え、最初のシーズンで大成功を収めることを期待しないようにすれば、彼はこのスポーツで素晴らしい選手になれると思う」


 F4とフォーミュラ・リージョナルでのアントネッリの急激な成長を考えれば、彼はF1への準備を整えるのにF2で2シーズンも必要としないかもしれない。2025年にF1の小規模チームで学習のための一年を過ごしながら、メルセデス入りへの準備を整える可能性すら考えられる。アントネッリにとって、F2は2年間のプログラムなのかと尋ねられたウォルフは、次のように答えた。


「それは状況次第だと考えている。1シーズンであれ2シーズンであれ、彼はF1シートへの準備ができていることを示す必要があるだろう。その間に、もうひとつステップを踏まなければならない。まずはF2に集中すべきなのだ」


 メルセデスのドライバー育成アドバイザーを務めるグウェン・ラグリュは次のように付け加えた。


「キミの前には明るい未来がある。ただただ印象的なドライバーだ」



(Grandprix.com)




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