勝者フェルスタッペン「序盤の判断ミスで順位を落としたが、おかげでレースが面白くなった」レッドブル/F1第14戦
2023年8月28日
2023年F1オランダGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今季11勝目を挙げ、マイアミGPからの9連勝でセバスチャン・ベッテルが持つ記録に並んだ。セルジオ・ペレスは4位だった。
フェルスタッペンは序盤の雨の際に、インターミディエイトタイヤへの交換がペレスより1周遅かったことから、ファーストスティントはペレスの後ろを走った。しかし、フェルスタッペンは徐々にギャップを縮めていき、ソフトタイヤへの交換をペレスよりも前に行い、首位を取り戻した。
その後、フェルスタッペンはすべての周回をリード、コンディションの変化、セーフティカー、赤旗、再スタートのローリングスタートなど難しい状況を乗り越えて、母国グランプリ3連勝を達成した。
ペレスはレース終盤まで2番手を走ったが、終盤、雨が激しくなってきた時に、ターン1でスピンし、バリアにヒット、さらにピットに戻ってくる際にピットエントリーのウォールにマシンを当ててしまった。レースは赤旗中断となったため、ペレスはマシンを修理した上で、3番手からレースを再開。しかし、ピットレーンの速度違反による5秒のタイムペナルティが科されることが発表され、3位でフィニッシュしたペレスは、4位に降格され、表彰台を失った。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位(72周/72周)
1番グリッド/タイヤ:ソフト→インターミディエイト→ソフト→ソフト→インターミディエイト→ウエット→インターミディエイト
オランダGPでまた勝つことができたことを、心の底から誇りに思う。9戦連続優勝というのは大きな成果だ。そんなことが可能だとは考えていなかった。
ここを訪れるといつも素晴らしい気分になる。グランプリ前に国歌が流れた時には鳥肌が立った。
今日は雨が降って慌ただしい瞬間が何度もあった。こういうレースでは冷静さを保ち、正しいタイミングで正しい判断を下すことがすべてであり、僕たちはまさにそれを実行した。
週末を通して素晴らしい雰囲気だった。ファンの皆と一緒にホームグランプリを過ごすことができ、そのグランプリでの勝利はより特別なものに感じられる。
大雨が降って、ずぶ濡れになっても、音楽を聞いて踊ったりして、ファンの皆は楽しい時間を過ごしていたようだね。
(レース後の会見で、1周目にすぐにタイヤ交換に入らなかったことについて語り)チームと一緒に考えた。彼らは「雨は降るけれど、インターに履き替えるほどは降らない。数周乗り切れればいい」という風に言ったので、あと1周ステイアウトするという決断を一緒に下した。でも後から考えれば、これは間違った判断だった。そのおかげで間違いなくレースがより面白くなったけどね。
(ポジションを落としたため)その後、何台かのマシンをパスして、トップとのギャップを縮めなければならなかった。幸い数周で追いつくことができた。10秒ぐらいのギャップだったと思う。すぐに追いつけたことが、その後のレースにおいて重要だった。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=4位(72周/72周)
7番グリッド/タイヤ:ソフト→インターミディエイト→ソフト→ソフト→インターミディエイト→インターミディエイト
終盤はとてもついていなかった。最初の判断については正しく行動できた。ただ、雨が突然降ってきて、僕がぎりぎりのタイミングで決断したため、ピットに戻った際にインターの準備ができていなかった。レース終盤、インターに換えるためにピットレーンに入って行ったら、完全に水浸しの状態で、トラクションを失い、ウォールに接触し、少し滑って、制限速度を超えてしまった。
レース後になるといろいろなことが分かってくる。混乱したレースだったことを考えると、全体的に見て、まずまずの結果だった。チームは、レース中に決断を下す際に、全体像を把握しているものだ。一方、マシンに乗っている僕の方は、すべての情報を持っているわけではない。だから戦略担当者がいて、チームの利益のために、皆で判断を下す。
今日はペースが良く、表彰台に値するレースをしていた。実現できなくて残念だ。
(autosport web)
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予選 | 結果 / レポート | |
9/22(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |