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「僕たちは4番目のチーム」とハミルトン。“最悪”と嘆くメルセデス代表、マシンコンセプト変更の意向を示す/F1第1戦

2023年3月6日

 2023年F1バーレーンGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは5位、ジョージ・ラッセルは7位だった。


 ハミルトンは1周目にふたつポジションを上げて、レッドブルとフェラーリ勢に続く5番手に。しかし2回目のピットストップの後、ペースで勝るアストンマーティンのフェルナンド・アロンソに追いつかれ、バトルの末にポジションを落とした。ハミルトンは、同じくアロンソに抜かれたカルロス・サインツ(フェラーリ)を抜こうとするが、成功せず、少しずつギャップを拡大されて、ポジションキープとなった。

2023年F1第1戦バーレーンGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とルイス・ハミルトン(メルセデス)のバトル
2023年F1第1戦バーレーンGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とルイス・ハミルトン(メルセデス)のバトル

 ラッセルはスタートでハミルトンの後ろに下がり、その後、アロンソやランス・ストロールのアストンマーティン勢と戦うが対抗できず、7位に終わった。最初のピットストップで時間をロスしたことも影響した。


 チーム代表トト・ウォルフは、「レースにおいて最悪の日のひとつだった。全く良くなかったし、ペースが足りない。アストンマーティンは非常に速く、レッドブルは別の惑星の存在だ」と嘆いた。


 ハミルトンが金曜に「今のマシンコンセプトでは前とのギャップを縮めるのはかなり難しいと考えている」「今は間違った方向に進んでいる」と述べたが、ウォルフはその翌日、「このパッケージが最終的に競争力を発揮するようになるとは思わない」と『Sky Sports F1』にコメントした。


「冬の間にベストを尽くした。あとは態勢を整えて、独善的になることなく、エンジニアたちとじっくり話し、優勝するための開発の方向性について問いかける必要がある。我々は目標を達成した。だからベストを尽くしたと言えるが、ストップウォッチを見る時、自分たちが十分な力を発揮していないことが分かった」


「我々は昨年間違った。マシンコンセプトを維持することで修正できると考えたが、うまくいかなかった。正しいと信じる方向に焦点を切り替える必要がある」

2023年F1第1戦バーレーンGP ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセル(メルセデス)
2023年F1第1戦バーレーンGP ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセル(メルセデス)

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(57周/57周)
7番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ハード


 レースでは最善を尽くした。現時点で僕たちは速さで言えば4番目のチームで、競争相手のフェラーリとアストンマーティンの方がわずかに速かった。少しの間だけ(カルロス・)サインツに迫ったものの、そのままついて行くことはできず、終盤には引き離されてしまった。


 フェルナンド(・アロンソ)、そしてアストンマーティンのチームのみんなにも、心から「おめでとう」と言いたい。彼らは素晴らしい仕事をした。フェルナンドとも楽しいバトルができたけど、彼の驚くべき速さには敵わなかった。僕たちのマシンはダウンフォースが足りず、そこを強化するためにやるべきことがたくさんある。マシンの前後を空力でしっかり押さえれば、もう少しペースを上げることもできるだろう。


 とにかく努力を続けるしかない。僕たちがいるべき場所にいないのは分かっている。僕自身も決して落ち込まずに、前向きな姿勢を保ってチームを励まし続けるよ。チームにとってポジティブな光となりながら、できる限りポイントを獲っていくつもりだ。

2023年F1第1戦バーレーンGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)とバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
2023年F1第1戦バーレーンGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)とバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(57周/57周)
6番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ハード


 とにかくパフォーマンスに欠けていて、望んでいる位置には遠く及ばない。アストンマーティンの速さが今季最大のサプライズであることに加えて、こちらもレッドブルを始めとする上位勢との差があまりにも大きい。


 明るい面を見るとすれば、このマシンにダウンフォース不足以外の根本的な問題点はないことだ。バカげた言い方に聞こえるだろうけど、昨年僕たちが対処を迫られた問題と比べれば、ダウンフォース不足の解消はずっと簡単なことなんだ。僕たちは勝つためにここにいる。今季後半戦で、あるいは来季まで含めて優勝を争うチャンスを見出すために、いくつかのレース、またはシーズンの一部を犠牲にする必要があるのなら、そうするしかないだろう。


 このチームにマシンを開発してパフォーマンスを向上させる力があることは分かっている。ただ、現状では望んでいる位置からはかなり遠い。早急にパフォーマンスを高める必要がある。バーレーンは少し特殊なサーキットだけど、良い方向にせよ悪い方向にせよ、コースの特性によってパフォーマンスがコンマ3秒以上振れることはないからね。

2023年F1第1戦バーレーンGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2023年F1第1戦バーレーンGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

DAZNアフィリ用画像リンク



(autosport web)




レース

4/19(金) フリー走行 12:30〜13:30
スプリント予選 16:30〜17:14
4/20(土) スプリント 12:00〜13:00
予選 16:00〜
4/21(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※日本GP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン77
2位セルジオ・ペレス64
3位シャルル・ルクレール59
4位カルロス・サインツ55
5位ランド・ノリス37
6位オスカー・ピアストリ32
7位ジョージ・ラッセル24
8位フェルナンド・アロンソ24
9位ルイス・ハミルトン10
10位ランス・ストロール9

チームランキング

※日本GP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング141
2位スクーデリア・フェラーリ120
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム69
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム34
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム33
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム7
7位マネーグラム・ハースF1チーム4
8位ウイリアムズ・レーシング0
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー0
10位BWTアルピーヌF1チーム0

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