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F1マイアミGP主催者、2023年の開催に向けコース改修を計画。オコンのクラッシュで批判を浴びたウォールなども改良へ

2022年12月1日

 F1マイアミGPのプロモーターは、2023年に2回目の開催を迎える前に、マイアミ・インターナショナル・オートドロームにいくつか大幅な変更を加えることを計画している。


 F1マイアミGPは、今年5月に初めて開催された。テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で秋に開催されるアメリカGPに加えて、アメリカで開催されるふたつ目のグランプリとなった。そして2023年シーズンは3つ目のレースがカレンダーに加わる。シーズン終盤にラスベガスの世界的に有名なストリップ地区でF1レースが開催されるのだ。


 しかし主催者は、マイアミのコースにはF1が戻る前に変更が必要だと認めている。このコースは、NFLで有名なマイアミ・ドルフィンズの本拠地である、マイアミ・ガーデンズのハードロック・スタジアムの敷地内にある。仮設コースではあるが、当初から“常設”の感じを意識して設計された。

2022年F1第5戦マイアミGP スタートシーン
2022年F1第5戦マイアミGP スタートシーン


 現在、5.412kmのレイアウトには19カ所のコーナーと3カ所のストレートがあり、DRSゾーンは3カ所設置可能で、トップスピードは時速320kmになると推定されている。ターン13と16にかけては大きな高低差があり、コースは高速道路の出口ランプの上や、起伏のある地面に立つさまざまな高架道路の下を通る。ターン14から15のシケインは上り坂の途中に起伏があり、出口に向けて下がっていくようになっている。


 しかしこのレイアウトは、初開催時にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がシャルル・ルクレール(フェラーリ)を追い抜いて優勝を飾ったものの、オーバーテイクの機会を減らすとして批判を受けた。F1コミッションの関係者の話として、『Racingnews365』は、改修はターン14から15のシケインに集中しており、完全に再整備されるだろうと伝えている。


 目的は、高速道路の高架下を走るマシンのスピードを上げることだ。フリー走行中にエステバン・オコン(アルピーヌ)がクラッシュして大きな批判を浴びたターン14出口のウォールも、改良される予定だ。オコンはここでのクラッシュでシャシーを損傷し、予選に出場することができなかった。


 来年の開催までにコース全体にわたって再舗装が行われ、セクター1の高速コーナーには、多数のランブルストリップスが設置される予定だ。こうした変更は、このイベントの代表タイラー・エップが、ドライバーからのフィードバックに耳を傾け、彼らの提言に基づいて対処すると約束したことを受けて行われる。


「我々はF1とFIAおよびドライバーたちからフィードバックを受けた。コースのある場所を改善するのに彼らの意見をもとにしている」とエップは当時『Racingnews365.com』に語っている。


「我々は様々な関係者とともに、コースの改善できる場所と内容を検討している。そうするにあたって、特に現時点での建設的な批判に耳を傾けている」

2022年F1第5戦マイアミGP マイアミ・インターナショナル・オートドローム
2022年F1第5戦マイアミGP マイアミ・インターナショナル・オートドローム


 この動きは、現世界王者のフェルスタッペンが、F1カレンダーにある多数のストリートサーキットについて改めて批判したことを受けてのものだ。ストリートサーキットにはサウジアラビア、アゼルバイジャン、ラスベガス、モナコ、カナダ、オーストラリア、マイアミがある。


「僕はもうストリートサーキットが好きではない。いっそう大きく重くなった新世代マシンに向いていないのは確かだ」とフェルスタッペンはオランダのモータースポーツウェブサイト『Formule1.nl』に語った。


「F1マシンはそのために作られていない」とフェルスタッペンは説明した。確かにいっそう大きく重くなった新世代マシンには向いていないだろう。旧仕様のマシンならまだ走行は容易だった。


「モナコとシンガポールでは、市街地での新マシンの走りにとてもがっかりした。重すぎるし硬すぎる。縁石に乗ることなんてもうできないよ」


「マシンはそのために作られていないんだ。ストリートサーキットは見た目は楽しいだろうが、レース向きではない」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




レース

6/2(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/3(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/4(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン170
2位セルジオ・ペレス117
3位フェルナンド・アロンソ99
4位ルイス・ハミルトン87
5位ジョージ・ラッセル65
6位カルロス・サインツ58
7位シャルル・ルクレール42
8位ランス・ストロール35
9位エステバン・オコン25
10位ピエール・ガスリー15

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング287
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム152
3位アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム134
4位スクーデリア・フェラーリ100
5位BWTアルピーヌF1チーム40
6位マクラーレンF1チーム17
7位マネーグラム・ハースF1チーム8
8位アルファロメオF1チーム・ステーク8
9位スクーデリア・アルファタウリ2
10位ウイリアムズ・レーシング1

レースカレンダー

2023年F1カレンダー
第8戦スペインGP 6/4
第9戦カナダGP 6/18
第10戦オーストリアGP 7/2
第11戦イギリスGP 7/9
第12戦ハンガリーGP 7/23
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