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F1第12戦木曜会見:参戦300戦目を迎えたハミルトン。かつての僚友アロンソは「経験を積んだ今も才能は健在」と賞賛

2022年7月23日

 2007年にマクラーレンから22歳でF1にデビューしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が、今回の第12戦フランスGPで参戦300戦目を迎えた。ドライバー会見パート2に出席したハミルトンには、当然それに関する質問が集中した。ところが本人は、その事実を「知らなかった」という。


Q:数字という点で、大きな週末ですね。300戦目のグランプリに、心からおめでとうございます。
ハミルトン:いやあ、知らなかったんだよね。


Q:そうでしたか。で、どんな気分ですか?
ハミルトン:特に変わらない。でも最高の気分だよ。


Q:ものすごい数のグランプリです。今のルイス・ハミルトンが、2007年のメルボルンで初めてグリッドに並んだルイス・ハミルトンにアドバイスをするとしたら?
ハミルトン:なんだろう。正直、わからないね。いろいろ深い話をすると思うけど、とにかく楽しめと言うかな。あとは、時間がとても貴重だと言うことだね。若い時は誰でも、自分は永遠に生きられる、時間はいくらでもある、と思うものだ。でもそうじゃない。だから家族や友人と過ごす時間を大切にすること、思い出を作ること、それが一番大切だと伝えたいね。そして、あまりストレスをためないということも。


Q:300戦達成ドライバーは、F1史上6人目です。その一方で、左隣に座っているドライバーも含めて(注:348戦目のフェルナンド・アロンソ)、300回を超えてレースに勝ったドライバーはいません。そしてあなた自身、ここまで勝ち星のないシーズンはデビュー以来初めてです。そのことは意識していますか?
ハミルトン:いや、優勝するために常に努力しているから、気にはならないよ。そしてある段階で、トップの彼らと競争できるようになると信じている。それが今週末であろうと、5レース後であろうとね。それよりも、そこに至るまでの過程が重要だと思ってる。旅、と言い換えてもいい。僕らが望むような場所ではないところからスタートし、進歩を遂げ、少しは安定した状態になりつつある。チームの誰ひとりとしてあきらめることなく、挑戦し続けてきた。だからその過程と経験を、僕はとても誇りに思っているよ。

2022年F1第12戦フランスGP 木曜会見
2022年F1第12戦フランスGP木曜会見 左からフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ミック・シューマッハー(ハース)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)


 と、質問者がフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)に言及したところで、彼にはこんな質問が飛んだ。


Q:あなたはルイスのデビュー戦から、マクラーレンで一緒でした。それ以降、彼はどんな進化を遂げてきたのでしょう。また2007年当時を振り返って、彼がこれほどのチャンピオンシップとレースを制覇すると思いましたか? そしてルイス、これまでの299戦で、特に傑出した思い出は?
アロンソ:正直なところ、彼はあまり変わっていないと思う。2007年の時点ですでに才能があったし、経験を積んだ今もその才能は健在で、素晴らしいドライバーであり、このスポーツのレジェンドでもある。だからルイスと同じ時間を共有できたことは、いつも喜びだった。当時はおそらく、マイケル(ミハエル・シューマッハー)と同じように7つのタイトルを獲得できる人が現れるとは誰も思っていなかっただろう。でもこの旅は、素晴らしいものだった。メルセデスが築き上げたチームのなかにいても、彼は傑出した存在だった。300戦出場、本当におめでとう。そして1日も早い勝利を願っているよ。

フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
2022年F1第12戦フランスGP フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)


ハミルトン:嬉しいお言葉をありがとう。傑出した思い出……難しいね。初グランプリと初優勝、おそらくそのふたつがそうかな。そして地元のグランプリ。それが2007年と2008年で最高の思い出だった。なぜなら自分の夢が実現できた瞬間であり、それはとてもシュールな体験だったからね。そして自分の最初の一歩だった。最初の一歩は、人生に一度しかない。2007年にF1デビューしたこと、家族で眠れない夜を過ごしたこと、本当に目標に到達できるかどうか、夢に到達できるかどうかわからないこと、それでも決してあきらめずにそこにいたこと。それが間違いなく、僕のハイライトだったよ。


 そして今度はハミルトンから、アロンソにこんなオマージュが捧げられた。


Q:これまでのレースで対戦したなかで、最も手ごわい相手を挙げるとしたら誰でしょうか?
ハミルトン:特定の誰かを、最強のドライバーとして挙げるのはかなり難しいね。いろいろな異なる状況で、いろんなドライバーが僕の前に立ち塞がってきたわけだし。ただそのなかでも、僕が22歳の時にフェルナンドと対峙したことは、相当に手強いミッションだった。運転技術的にはすでになんとかなっていたと思うけど、精神的にはまだまだ未熟だった。彼のような偉大な存在の傍にいるのは、ものすごいプレッシャーだったよ。純粋なペース、そして卓越した技術から言っても、やっぱりフェルナンドだね。彼とは、素晴らしいバトルを繰り広げることができた。これからももっとそんな風に戦いたいし、まだまだ一緒にレースを続けられたらと願っているよ。


 かつてのライバルに対し、これ以上の賞賛はない。かつてあれほどいがみ合ったアラン・プロストとアイルトン・セナも、プロストが現役引退した1993年には、両者の関係は見違えるように穏やかなものになっていた。ハミルトンとアロンソが今の良好な関係のまま、現役ドライバーとして今後もガンガン活躍してくれることを願いたい。



(取材・まとめ 柴田久仁夫)




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