F速

  • 会員登録
  • ログイン

オコンを捉えようとしたアルファロメオF1。終盤に順位の入れ替えを望むも、ジョビナッツィは指示に応じず

2021年10月15日

 2021年F1第16戦トルコGPであからさまにチームオーダーを無視したアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)の判断は“理想的”ではなく、ふたりのドライバーがイスタンブール・パークでトップ10フィニッシュを飾ることができなかったのはそのせいだったのかもしれない。


 トルコGPのレース終盤、ジョビナッツィは入賞圏外を走行しており、彼よりも速かったチームメイトのキミ・ライコネンとポジションを替わるように要請された。しかし2022年のアルファロメオのシートを確保するために戦っているジョビナッツィは、指示を無視して代わりに“ペースを上げる”ことを選んだ。


「我々はポジションを入れ替わるよう要請したが、あの時アントニオはペースを上げ始めていたので、彼自身としては前に居続けることに決めた」とアルファロメオのトラックサイドエンジニアリング責任者であるセビ・プホラルは説明した。


「そしてもしかするとあの状況と数ラップにおいて、我々はチームとしてより速くなれる可能性があった」


 ジョビナッツィとライコネンはアルピーヌのエステバン・オコンのすぐ後ろでそれぞれ11位と12位でレースをフィニッシュした。オコンはレース中ピットストップをせず、彼のインターミディエイトタイヤのセットは内部まで摩耗していた。


「オコンを抜くにはあともう1周が必要だった」とプホラルは述べた。


「なぜ我々があの時点で順番を入れ替えることができなかったのかよく理解できなかった。なぜなら双方のマシンを状況によってはもう一度入れ替えることもできたからだ」


「間違いなくチームにとっては理想的なことではなかった」


 プホラルは、どちらが速いかに関係なく、チームが日曜午後のほとんどの時間をレース後半の戦略を立てるというよりは、ドライバーたちのタイヤマネジメントに集中することに費やしたと語った。


「レース序盤では、どちらがより速いかということにはほとんど集中していなかった。多少の差はあれ、両マシンともある程度のところにいた」


「我々はなんとか対処していた。コンディションがどれだけの間あの状態のままなのか分からなかったので、ポジションの入れ替えを迫ったり、キミに激しくプッシュさせてタイヤを早く摩耗させてしまうことをしたくなかった。インターミディエイトのコンディションがあと20周か、30周か、もしくはレース全体で続くのか誰にも分からなかったので、あの段階では、多少のスペースを開けたかった」


「だがレースの終盤には話は変わっていた。その時点では我々はポジションを入れ替えたかった」

キミ・ライコネン(アルファロメオ)
2021年F1第16戦トルコGP キミ・ライコネン(アルファロメオ)



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

6/27(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/28(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/29(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ216
2位ランド・ノリス201
3位マックス・フェルスタッペン155
4位ジョージ・ラッセル146
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン91
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン42
9位エステバン・オコン23
10位ニコ・ヒュルケンベルグ22

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム417
2位スクーデリア・フェラーリHP210
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム209
4位オラクル・レッドブル・レーシング162
5位ウイリアムズ・レーシング55
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
7位マネーグラム・ハースF1チーム29
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム28
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー26
10位BWTアルピーヌF1チーム11

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号