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レッドブル・ホンダ密着:明暗分かれたスプリント予選。1周目にハミルトンを抑え、フェルスタッペンが4戦連続ポール獲得

2021年7月18日

 スプリント予選が導入されたF1第10戦イギリスGPの2日目は、いつもとは違う土曜日のセッションが午後12時から始まった。通常であれば、予選に向けてセッティングの最終調整となる60分間のフリー走行が、今回はパルクフェルメルール下で行われることになったからだ。


 つまり、スプリント予選が導入されたグランプリの土曜日に行われるフリー走行2回目は、完全な『フリー』ではなく、金曜日の予選を走らせた状態と同じセッティングで走行することになる。


 しかし、何も変えられないわけではない。たとえば、MGU-HとMGU-Kで回生した電気エネルギーをどこでどれだけ使用するかというエネルギーマネージメントは調整できる。ただし、予選が金曜日にすでに始まっているため、昨年から施行されている『予選とレースは同一モードで走ること』という技術司令(TD)37はこのフリー走行2回目でも生きており、今までとは少し異なる状況のなかでセッションが行われることとなった。


 そんななか、このセッションで各ドライバーが最も精力を注いだのがタイヤのロングランデータだった。というのも、スプリント予選で履くタイヤは自由で、しかもタイヤ交換の義務ないため、3種類あるタイヤのなかからどれにするのかという最終選択は、このフリー走行2回目となるからだ。

セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第10戦イギリスGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)


 レッドブル・ホンダの2台はマックス・フェルスタッペンがミディアムタイヤとハードタイヤで走行。チームメイトのセルジオ・ペレスはソフトタイヤとミディアムタイヤを履いて60分間の走行を行っていた。果たして、ふたりが選択したスプリント予選で装着するタイヤは、ともにミディアムだった。しかし、17周後の結果は対照的なものとなった。


 まず2番手からスタートすることとなったフェルスタッペンにとって、この日のスプリント予選でのハイライトはスタート直前から1周目までだった。


 ルイス・ハミルトン(メルセデス)の右斜め後ろの2番グリッドに着いたフェルスタッペン。この日のシルバーストンは朝から青空が広がり、路面温度はスプリント予選がスタートする午後4時半の段階でも48度とかなり高かかった。そのためか、グリッド上で長くとどまっていたフェルスタッペンの左フロントのブレーキ周辺から白煙が上がり始め、ついには炎が出るまでに至った。

レッドブル・ホンダ密着
2021年F1第10戦イギリスGP 2番グリッドについたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

レッドブル・ホンダ密着
フェルスタッペンの左フロント周辺から白煙が上がり、炎が上がった


 しかし、次の瞬間、ブラックアウトとなりスタート。少し出遅れたハミルトンを1コーナーまでにかわして、トップで2、3、4コーナーを通過していった。旧ホームストレートで並びかけられるも、コプス・コーナーでインをおさえたフェルスタッペンは、その後、2番手のハミルトンに影をも踏ませぬ走りで17周のスプリント予選を制した。


 レースで最も前からスタートすることを意味するポールポジションは、金曜日の予選でトップタイムをマークしたドライバーではなく、このスプリント予選の勝者に与えられることから、イギリスGPのポールポジションはフェルスタッペンが獲得。これでレッドブル・ホンダは第7戦フランスGPから続けている連続ポールポジションを4戦連続に延ばした。またホンダとしては、イギリスGPでのポールポジション獲得は1989年のアイルトン・セナ以来となり、4戦連続ポールポジションは1989〜90年のセナの7戦連続以来のこととなった。


 一方、5番手からスタートしたペレスは、スタートでランド・ノリス(マクラーレン)にかわされたのが痛かった。そのノリスとのバトル中にリヤのグリップを失い、高速コーナーのチャペルでスピン。コースアウトしたものの、どこにも接触することなくコースに復帰したが、スピンによってタイヤの振動が大きくなり、レース終盤にリタイアを決断した。


 ペレス以外、全車がチェッカーフラッグを受けているため、現時点でペレスのスタートポジションは20番手となっている。


 日曜日のレースでポールポジションと最後尾からスタートすることになったレッドブル・ホンダ。これはレッドブル・ホンダとしては初めてで、レッドブルとしても2018年モナコGP(ダニエル・リカルドがポールポジション、フェルスタッペンが最後尾)以来の珍事となった。

2021年F1第10戦イギリスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がスプリント予選でポールポジションを獲得
2021年F1第10戦イギリスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がスプリント予選でポールポジションを獲得



(Masahiro Owari)




レース

6/18(土) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
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予選 結果 / レポート
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ドライバーズランキング

※カナダGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン175
2位セルジオ・ペレス129
3位シャルル・ルクレール126
4位ジョージ・ラッセル111
5位カルロス・サインツ102
6位ルイス・ハミルトン77
7位ランド・ノリス50
8位バルテリ・ボッタス46
9位エステバン・オコン39
10位フェルナンド・アロンソ18

チームランキング

※カナダGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング304
2位スクーデリア・フェラーリ228
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム188
4位マクラーレンF1チーム65
5位BWTアルピーヌF1チーム57
6位アルファロメオF1チーム・オーレン51
7位スクーデリア・アルファタウリ27
8位アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チーム16
9位ハースF1チーム15
10位ウイリアムズ・レーシング3

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