最新記事
- フェラーリF1がイモラに向けて大型アップグレ...
- 【F1第6戦無線レビュー】「今朝からそんな気...
- ルクレール、エミリア・ロマーニャGPからレー...
- FIA、雨対策用F1ホイールカバーの改良版をテ...
- ノリスの成長を加速させた気鋭のチームメイト...
- 「風評は瞬く間に拡散されてしまう」ミック・...
- F1マイアミGP、国内でのテレビ視聴者数が過去...
- FIA初のCEOナタリー・ロビンが1年半で退任。...
- ニューウェイ離脱に「彼の役割は変わった」と...
- アンドレッティの参戦を拒否したF1を米国下院...
- 【SNS特集】F1マイアミGP:初優勝のノリスが...
- 悲願のF1初優勝。レースマネジメントに長け「...
ホンダF1田辺TD初日会見:初サーキットならではの課題も。土曜日以降の勢力図は「蓋を開けてみないとわからない」
2020年9月12日
2020年F1第9戦トスカーナGP。初めてのサーキットでの初日フリー走行は、レッドブル、アルファタウリともに順調に周回を重ね、トップ10内に3台が入る速さも見せた。なかでもレッドブル・ホンダは3番手のマックス・フェルスタッペンとメルセデス2台との差が、今までより縮まっていた。またアレクサンダー・アルボンも4番手につけ、復調の兆しが見える。
とはいえホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、慎重だった。「初めて走るコースゆえに、改良すべき部分は多い。そこは他チームも同じで、明日に向けていろいろやってくるはず」と、2日目以降の勢力図の変化の可能性を示唆していた。
──────────────────────
──初サーキットの初日でしたが、順調だったのではないでしょうか?
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):ムジェロでの初走行としてはスムーズで、良い1日でしたね。今のF1では初めて走るサーキットということで、初日フリー走行ではプログラムをきっちり消化し、データを収集することが何より重要でした。午前、午後の2回のセッションともに、2チーム4台が問題なく周回を重ね、テストや確認ができました。
──未知のサーキットならではの課題も出ましたか?
田辺TD:はい。事前シミュレーションでデータはある程度設定していますが、当然ながら改良すべき部分はあります。そこは明日に向けて調整し、予選直前のフリー走行3回目(FP3)で最終確認する予定です。それができて初めて、予選とレースで使われる同一モードにまとめられます。その辺りはおそらく他チームも同じ手順を踏むはずなので、明日に向けていろいろやってくるはず。ですので明日どんなふうに状況が変化するかは、蓋を開けてみないとわからないですね。
──レッドブルは、好調に見えます。
田辺TD:先週のモンツァに比べると、超高速コースからダウンフォース付け気味のサーキットになったことで、パフォーマンスは向上していると思います。アルファタウリもピエール・ガスリーは、良い調子で走行できている。このまま仕上げていければいいですね。
──フェルスタッペンがモンツァで使用したパワーユニットに、ダメージはなかったのですか?
田辺TD:レース後チェックした限りでは問題はなかったのですが、今日実際に走らせて確認することにしていました。その結果、1日走って問題ありませんでした。
今週末も先週同様暑くなりそうですが、(前戦のリタイアは)色々な要因が重なった結果だと見ています。決勝レース当日は、外気温30度、路面温度も50度まで上がる想定です。しかし今日走った結果を踏まえて、きちんと冷却をすれば問題ないレベルと考えています。
──初めてのサーキットで、回生エネルギーの使い方も十分にシミュレーションしてきたと思います。
田辺TD:はい。
──実際に走行して、ターン5の立ち上がりからターン10までは、少なくとも予選ではエンジン全開区間なのですが、レースではたとえばターン6、7で少し戻してエネルギー回生に利用できそうだとか、考えないといけないところでしょうか。
田辺TD:各ドライバーの乗り方、レース中のエネルギーの出方にもよりますね。乗り方の変化を想定した上で、対応できるように考えています。
──レースでも全開でいけるドライバーもいれば、そうでないドライバーも出てくるでしょうか。
田辺TD:だと思います。その両方に対応できるようにするのが我々の仕事で、何とかするつもりです。
(取材・まとめ 柴田久仁夫)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 136 |
2位 | セルジオ・ペレス | 103 |
3位 | シャルル・ルクレール | 98 |
4位 | ランド・ノリス | 83 |
5位 | カルロス・サインツ | 83 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 41 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 37 |
8位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 27 |
10位 | 角田裕毅 | 14 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 187 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 124 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 64 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 42 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 19 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第6戦 | マイアミGP | 5/5 |
第7戦 | エミリア・ロマーニャGP | 5/19 |
第8戦 | モナコGP | 5/26 |
第9戦 | カナダGP | 6/9 |
第10戦 | スペインGP | 6/23 |