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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:莫大な費用負担となるバジェットキャップ引き下げに抵抗するフェラーリF1

2020.04.21

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 フェラーリは、イギリス国外に拠点を置くF1チームの先頭に立って、すでに合意済みの予算上限1億5000万ドル(約161億3300万円)をさらに引き下げようとする動きに抵抗している。イタリアの労働法が、イギリスの法律よりも労働者にとっては有利につくられているからだ。フェラーリのようなチームがより低額のバジェットキャップに従わざるを得なくなれば、数百名に上るスタッフが余剰人員となり、それに伴う会社の費用負担は莫大な額にのぼる。

 イタリアの法律では、勤続1年につき給与1カ月分に相当する補償を払う必要があるが、イギリスでは勤続1年あたり1週間分で済むからだ。これはたとえば、年間14カ月分の給料を支払うイタリアにおいて、月給4000ユーロ(約47万円)、つまり1年で5万6000ユーロ(約653万円)を受け取っている勤続20年の労働者のケースでは、フェラーリは8万ユーロ(約933万円)を補償する必要があるが、イギリスでは同じケースで2万ユーロ(約233万円)しか払わなくて良いことになる。バジェットキャップが引き下げられれば、フェラーリやアルファタウリといったチームにとってはかなり不公平な状況が生じるのだ。


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