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シーズン後の新『F1ルーキーレース』、2024年の開催はなし。2025年の実現を視野に議論を継続へ/F1コミッション
2024年10月3日
F1コミッションの2024年第4回会合が10月2日に実施され、議論された内容についてFIAが発表した。シーズン後にアブダビでのテスト中にルーキードライバーたちによるレースを行うという案については、2024年の開催は見送られ、2025年に向けてさらなる議論を継続することになった。
最終戦アブダビGPの後に実施されるテストでは、例年、タイヤテストと若手ドライバーテストが行われる。その期間を利用して、F1昇格を目指す若いドライバーたちのみが参加するスプリントレースを行うことが検討されてきた。
目的は、テストの機会が少なくなってきているなかで、若いドライバーたちにF1マシンで走る場を与えることであり、それはチームにとっては若手の評価を行う機会にもなる。この案に反対するチームはなかったといわれているが、実行するには、ロジスティクス面など、いくつかの問題を解決する必要があると考えられていた。
FIAは、この『ルーキーレース』コンセプトには幅広い支持が得られたが、2024年の実施は見送り、2025年の実現に向けて検討していくと発表した。
「2024年のアブダビでのシーズン後テストスケジュールに追加される『ルーキーレース』のコンセプトについて議論が行われた」とFIAの声明には記されている。
「このコンセプトは幅広い支持を得たが、タイミングと組織上の制約により、2024年にはこのイベントは開催されないことが決定された。2025年に向けて、コンセプトと計画の可能性を策定するための議論が継続される」
今回のF1コミッション会合では、2026年規則の変更についての議論も行われた。競技規則については、「構造の簡素化を図り、大幅な改定が行われた」という。また、2026年から新世代パワーユニット(PU)が導入されることを考慮し、プレシーズンテストを3日間3回に拡大することが確認された。
2026年技術規則においては、詳細には言及されていないが、「パフォーマンス、空力、安全性の分野においていくつかの修正が、レギュレーション最新版に盛り込まれた」とFIAは述べている。「過去数カ月にわたるチームとFIAの広範な協力の結果、これには車両の予想される空力性能の向上が含まれる」
2026年財務規則に関しては、「現在の規制の枠組みを発展させたものになる。2026年の規則の目的は、スポーツの公平性と財政の持続可能性の間の競争上のバランスをとることである」とFIAの声明には記されている。
規則変更には世界モータースポーツ評議会(WMSC)の承認が必要であり、今回F1コミッションで議論された問題は10月17日の次回WMSC会合に提出される。
(autosport web)
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