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ラッセル、F1スプリントへのリバースグリッド導入に反対「DRSトレインが形成されるだけ」

2023年12月6日

 メルセデスのジョージ・ラッセルは個人的な経験に基づき、F1のスプリント・フォーマットにリバースグリッドを導入することは、コース上のショーを盛り上げるための助けにはならないと考えている。


 2021年からスプリント・フォーマットがF1シーズンの一部に導入され、何度か変更が加えられてきたが、チーム、メディア、ファンの間では、2023年の形式が最善のものであるという認識は持たれていない。2023年の世界タイトルをマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が日曜決勝の結果ではなく、スプリントの結果で確定させたことについても、それがF1にとって良いことだったのかどうか、疑問が呈された。


 2024年に向けて、F1とFIAは、ショーを盛り上げるためにスプリント・フォーマットにどのような変更を加えることができるかについて、話し合いを継続している。リバースグリッド、賞金、パルクフェルメルールの変更、週末のタイムテーブルの変更といったあらゆることが検討される。


 レッドブルF1チームのクリスチャン・ホーナー代表は、アブダビGPの週末に、「コンセプトはいいと思うが、やり方については、観る側にとってさらにエキサイティングなものにするために、もっといい仕事ができると思う」と発言した。


 ホーナーはF1のCEOであるステファノ・ドメニカリとともに、リバースグリッドを試すことを支持している。予選結果に基づき、FIA F2やF3のようにトップ10のドライバーもしくはフィールド全体の順位を逆転させるというものだ。


 しかしF3とF2の両方でこのリバースグリッドの経験があるラッセルは、F1ではこのコンセプトは効果を発揮しないと考えている。結果的に“DRSトレイン”となり、マシンが数珠つなぎの状態で走り続けることになるというのが、ラッセルの意見だ。

2023年F1第18戦カタールGP スプリントのスタート
2023年F1第18戦カタールGP スプリントのスタート


「ドライバーを代表して話をしているのではないが、僕自身の個人的な意見としては、リバースグリッドのレースが機能するとは思わない」とラッセルは語った。


「なぜなら、純粋にF3とF2でそう学んだからだ。10番手までの速さのマシンがあったら、オーバーテイクするのに最も厄介なマシンは、自分が直接戦っている相手だ」


「グリッド順を逆にすると、最速のマシンが10番グリッドになって、9番グリッドにいる2番目に速いマシンをオーバーテイクしようとし、2番目に速いマシンは8番グリッドにいる3番に速いマシンをオーバーテイクしようとする」


「つまり、それぞれが直近のライバルを追い越そうとするわけで、おそらく実際に目にすることになるのは、ただのDRSトレインだ。だからこのコンセプトはうまくいかないだろう」

2023年F1第23戦アブダビGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)


 ラッセルは、スプリントでレースを盛り上げる要因として有効なのはタイヤであると考えている。


「これまでで最高のスプリントレースは、カタールで見られたように、タイヤのデグラデーションが大きくて、戦略が分かれた場合だった」とラッセル。


「ブラジルでもそうで、どのタイヤでもなんとか25周走り切るのが精一杯だったから、良いレースになった」


「でもほとんどのスプリントレースでは、ミディアムタイヤを履いて最後まで全開で走るだけだから、面白い戦いは実現しないんだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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