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FIA、グロージャンの事故調査を開始。結果は約8週間後に発表の見通し/F1バーレーンGP

2020年12月4日

 FIAは、2020年第15戦バーレーンGPでのロマン・グロージャンのクラッシュについて、関係者全員と協力し、すべての面において分析を行う意向を発表した。


 グロージャンは53Gの衝撃とともにバリアに衝突、サバイバルセルはアームコバリアを貫通し、大きな火の手を上げた。F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターのロス・ブラウンは、このことに懸念を感じている。


 ハース車の軌道と抵抗力、そしてマシンがどのようにして衝撃による恐ろしいほどのエネルギーを吸収したかということから、バリアの効率性およびグロージャン個人の安全装備といった点に到るまで、FIAの詳細な調査は事故のすべての段階と構成要素を分析するべく、何ひとつ見逃すことなく行われるという。
 トラックマーシャルとF1の医療チームの役割についても評価がなされるということだ。


「すべての深刻な事故についてそうしてきたように、我々はこのクラッシュのあらゆる面を分析し、関係者全員と協力していく」とFIAのセーフティディレクターを務めるアダム・ベイカーは語った。


「F1には非常に多くのデータがあるので、発生したすべての要素を正確に特定することができる。この作業はすでに始まっている」


「我々はこの調査に非常に真剣に立ち向かっている。綿密な手続きを踏み、改善点を提案する前に正確に何が起きたのかを把握する」


 FIAの調査員たちは、ドライバーを撮影したハイスピードカメラと、事故の最中に彼に何が起きたのかをスローモーションで明らかにするための1秒あたり400フレームのフィルムを含む、あらゆるビデオ映像を頼りにすることになる。


「データは、車載の事故データレコーダーからも収集される。これはマシンのスピードとエネルギーを明らかにするものだ。また、ドライバーの外耳道に合うように取り付けられたインナーイヤー式加速度計によって、衝突時の彼の頭の動きを測定する」とFIAは述べた。


 調査の完了には6週間から8週間かかり、その後、調査内容が公表されると見られている。


 すべての情報とデータは、FIAの世界事故データベースに追加されるほか、FIAの重大事故研究グループ(Serious Accident Study Group/SASG)が安全性の向上を目的として、FIAの他の分野にまたがって関連情報を利用することになる。


 FIAはすでに調査を開始しており、技術代表のジョー・バウアーと競技安全責任者のヌーノ・コスタが月曜日にハースを訪問し、グロージャンのハースVF-20の残骸を調査した。


「彼らは昨日ここに来た。丸一日といったら誇張かもしれないが、少なくとも6時間はいただろう。ジョー・バウアーとヌーノ・コスタはすべてを綿密に調査していた」と火曜日にハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは語った。


「彼らはマシンの調査を終え、我々はマシンを引き取った。彼らはすべての作業を終えたがまだ結果は何も出ていない。彼らがこのような調査を行うことで、将来的にさらに安全性を高めることが提案されるのは確かだ」


「私が知る限りでは、我々のマシンにはまったく問題がなく、すべてレギュレーションに準拠していた」

2020年F1第16戦サクヒール木曜 退院したロマン・グロージャン(ハース)がサーキットを訪れ、チームメンバー、メディカルチーム、マーシャルらと記念撮影
2020年F1第16戦サクヒール木曜 退院したロマン・グロージャン(ハース)がサーキットを訪れ、チームメンバー、メディカルチーム、マーシャルらと記念撮影



(autosport web)


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