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「マクラーレン・ホンダの実力は7番手。アロンソ&バトンでもトップ10入りは無理」:英誌全ドライバー採点 中国GP編
2016年4月23日
英AUTOSPORTが2016年第3戦中国GPを戦った全ドライバーを10点満点で評価した。満点がふたりに与えられ、1戦欠場して今回復帰を果たしたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソも比較的高く評価されている。
この企画は英AUTOSPORTが数年前から行っているもので、各グランプリにおいてすべてのドライバーに関して主に予選と決勝のパフォーマンスを評価し、さまざまなソースから得た情報を加味して採点する。
中国GPでは今年初めて満点が複数に与えられた。さらに3人に対して9点の評価がなされている。
■殊勲のドライバー5人:実力のロズベルグ、2位は固かったリカルド
今回、完璧と評価されたのはニコ・ロズベルグとダニエル・リカルドだった。
メルセデスのロズベルグはポール・トゥ・フィニッシュを成し遂げ、3連勝を飾った。
「ルイス・ハミルトンの苦難(トラブルにより最後尾スタートとなった)により、ロズベルグは楽な週末を送ったと言う者もいる。ハミルトンもそのひとりだ。しかしロズベルグは自分自身の努力で見事なパフォーマンスを発揮した。Q2ではソフトタイヤで素晴らしいラップを走り、Q3でのアタックも成功させた」と寸評には記されている。
「ライバルたちより硬いタイヤでグリッドについたため、スタートで苦労することは分かっていたが、彼は冷静に対処し、レースを支配した。彼に挑戦する者がいなかったのは事実だが、ロズベルグ自身の仕事に減点するような要素は見当たらない」
レッドブルのリカルドは、予選で驚きの2位を獲得、決勝では一時トップに立ったものの、パンクで後退、それでも追い上げて4位でフィニッシュした。
「今回の予選ラップはリカルドにとってキャリアベストといってもいいだろう。フェラーリを破ってフロントロウをつかんだのだ。スーパーソフトタイヤを完全にマスターしていたようで、それによって彼はまた一段レベルアップした」
「リカルドは、決勝4位までの自分の走りもこれまででベストの出来だったと語っている。序盤にタイヤがパンクしたことを考えると、その自己評価に同意できる。パンクがなければ彼は2位でフィニッシュしていたはずだ」
9点が与えられたのは、フェリペ・マッサ、ケビン・マグヌッセン、マックス・フェルスタッペンの3人だった。
ウイリアムズのマッサは10番グリッドから6位フィニッシュ。予選Q3に進めなかったのは赤旗の影響もあるが、最初のアタックでミスをしたことが大きいため1点減点された。しかし自らレースは「パーフェクト」だったと言うように、マシンのペースを考えると最大限の結果を出したものと考えられる。
ルノーのマグヌッセンは17番グリッドから17位フィニッシュ。トラブルのため事実上最初に走ったのは予選ラップという状況にもかかわらず、Q2進出まであと一歩のところまでいき、決勝でもレースペースが遅いルノーで奮闘した。
トロロッソのフェルスタッペンは9番グリッドから8位フィニッシュ。予選ではステアリングの問題を抱えていたがQ2ではカルロス・サインツJr.とほとんど変わらないタイムを記録。スタートで順位を落としたものの、そこから見事な挽回を果たした。あと1周あればハミルトンを抜いていたはずと評価されている。
■「クビアトには全く非はない」。ベッテル、表彰台でも低評価
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは4番グリッドからスタートし、2位でフィニッシュした。そのベッテルに与えられた評価は7点だった。
「予選Q3でパフォーマンスを発揮できなかったこと、決勝ターン1でキミ・ライコネンと接触したことで減点した。ベッテルはしきりにあの接触はクビアトのせいだと主張するが、クビアトには非はないというのが事実だ」
「2位まで挽回した走りにおいては、評価できる部分もそうでない部分もあるが、最終的には可能な最大限の結果を出した」
一方、6番グリッドから3位表彰台を獲得したクビアトは8点の評価を受けた。
「予選ではチームメイトのリカルドほどの速さを見せられなかったが、レースは見事だった」
「ターン1でベッテルのフェラーリが開けた隙間に飛び込んだことで、非難されるいわれは全くない。その後もクビアトは、速さで勝るフェラーリを長く押さえつけた」
■マクラーレン・ホンダ:Q3の速さなし。レースペースにも課題
オーストラリアGPのクラッシュの影響でバーレーンを欠場したアロンソは、中国GP出場を認められ、無事カムバックを果たした。
中国グランプリにおいてマクラーレン・ホンダのアロンソは8点、ジェンソン・バトンは7点という評価が与えられている。
アロンソは11番グリッドから12位でフィニッシュした。
「多少痛みが残っていたことを除けば、復帰1戦目を問題なく戦えたようだ。Q1ではバトンより少し遅く、Q2では赤旗に妨げられて悔しさを示していた。だが今のマクラーレン・ホンダに実力でQ3に進める速さがないのはほぼ間違いないだろう」
「決勝中、アロンソはミディアムタイヤをうまく使い、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスに終盤追いつきつつあった」
バトンは12番グリッドからスタートし、13位で完走した。
「バトンはQ1では速さを見せたが、今のマシンではQ3に進出するのは難しそうだ。中国ではマクラーレン・ホンダは速さにおいて11チーム中7番手の位置だったというのが現実だ」
「特にソフト寄りのタイヤでのロングランペースが弱点で、そのためマクラーレンは決勝でミディアムを中心に使った。バトンはレース序盤は順調だったが、ニコ・ヒュルケンベルグがピットでスロー走行した影響を受けたことと、サードスティントがぱっとしなかったことで後退した」
英AUTOSPORTによる2016年第3戦中国GPでの各ドライバーの点数は以下のとおり(10点満点)。
■メルセデス
ルイス・ハミルトン:7点
ニコ・ロズベルグ:10点
■フェラーリ
セバスチャン・ベッテル:7点
キミ・ライコネン:7点
■ウイリアムズ
フェリペ・マッサ:9点
バルテリ・ボッタス:6点
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド:10点
ダニール・クビアト:8点
■フォース・インディア
ニコ・ヒュルケンベルグ:5点
セルジオ・ペレス:6点
■ルノー
ケビン・マグヌッセン:9点
ジョリオン・パーマー:3点
■トロロッソ
マックス・フェルスタッペン:9点
カルロス・サインツJr.:8点
■ザウバー
マーカス・エリクソン:8点
フェリペ・ナッセ:5点
■マクラーレン
フェルナンド・アロンソ:8点
ジェンソン・バトン:7点
■マノー
パスカル・ウェーレイン:8点
リオ・ハリアント:4点
■ハース
ロマン・グロージャン:5点
エステバン・グティエレス:8点
(AUTOSPORTweb)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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11/22(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
11/23(日) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
11/24(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |