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記憶に残る無線セレクション2015後編「あれ合法?」

2015年12月31日

 ドライバーとチームが無線で交わした会話から、2015年のF1グランプリを振り返る年末スペシャル企画。今シーズンを象徴する言葉、日常生活でも使ってみたい言葉など、記憶に残った言葉を選び抜き、時系列でプレイバック。後編も語り継がれていきそうな「名言」が続きます。

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【第13戦シンガポールGP】マックス・フェルスタッペン → 「ノー!」

 レース終盤、フェルスタッペンの背後にはフレッシュなスーパーソフトタイヤを履いたチームメイトのカルロス・サインツJr.が迫っていた。チームは前を行くセルジオ・ペレス攻略を視野に入れて、フェルスタッペンに「ポジションをスワップしてくれ」と無線を入れたが、フェルスタッペンは断固拒否。レースエンジニアのセビ・プホラルは「マックス、とにかくそうしてくれ」「行かせる必要がある、ポジションを入れ替えろ。カルロスにペレスをパスするチャンスを与える」と再三に渡って語りかけたが、フェルスタッペンは応じなかった。レース後、「十分に接近していなかったのだから、譲らなくて当然だ」と言い切ったフェルスタッペン。思い切りの良いオーバーテイクで評価されたルーキーは、負けん気の強さも相当なものだ。なおメキシコGPでは、サインツJr.がチームの指示どおりフェルスタッペンを前に行かせる場面があり、チーム内にしこりは残っていないようだ。

【第14戦シンガポールGP】フェルナンド・アロンソ → 「GP2エンジン!!」

 2015年シーズン最も知られた無線交信といっても過言ではないだろう。アロンソの発言、ここで取り上げないわけにはいかない。ホンダの地元でパワーユニットへの辛辣な批判ともとれる発言だが、チーム内では、あわてることも怒ることもなく冷静に受け止められていた。常日頃からアロンソは車体にもパワーユニットにも厳しい指摘をしており、お互いに腹を割って話せる間柄を築いているからだ。鈴鹿のレース序盤には「氷の上を走っているみたいだ。ストレートでGP2みたいに抜かれている。すごく恥ずかしいよ。でも、僕はベストを尽くす」と訴えていたアロンソ。パワーだけでなくグリップも不足していて、かなり厳しい状況にあったことが感じられる。



レース

11/22(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
11/23(日) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
11/24(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン403
2位ランド・ノリス340
3位シャルル・ルクレール319
4位オスカー・ピアストリ268
5位カルロス・サインツ259
6位ジョージ・ラッセル217
7位ルイス・ハミルトン208
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ63
10位ニコ・ヒュルケンベルグ35

チームランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム608
2位スクーデリア・フェラーリ584
3位オラクル・レッドブル・レーシング555
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム425
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位マネーグラム・ハースF1チーム50
7位BWTアルピーヌF1チーム49
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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