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「路面温度の下降がタイヤと戦略に影響」

2015年11月25日

アブダビグランプリ プレビュー:2015年11月26-29日

P Zeroイエロー・ソフトとP Zeroレッド・スーパーソフト、今シーズンの最終戦に登場
滑らかなアスファルトによって、タイヤの摩耗とデグラデーションは低いレベルに

アブダビグランプリ後、2016年シーズンへ向けた2日間テストを実施:
各チームは、新型構造のスリックタイヤとウルトラソフトコンパウンドをテスト予定

2015年11月24日、ミラノ
2015年シーズンは、ピレリにとって非常に馴染みが深い、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで最終戦を迎えます。この見応えあるサーキットは、史上初の夜間ウェット走行テストを含む数々のテストや、ピレリのプレシーズンイベントなどで使用されてきました。アスファルトが滑らかなため、レンジ中で最も軟らかい組み合わせであるソフトとスーパーソフトが使用されます。この組み合わせは、カレンダー中で最も低速なサーキットであるモナコや、他の4つのグランプリで使用されました。アブダビグランプリは、夕方から夜間にかけて行われます。したがって、レースの進行とともに路面温度が下降し、タイヤ動作のパターンが通常とは異なります。この点は、戦略の計算にあたって、各チームが考慮する必要がある複雑な要素となります。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクターポール・ヘンベリーのコメント:
「アブダビでの2014年シーズン最終戦から一年も経っていない感覚の中で、早くも2015年シーズン最終戦を迎えることが信じられない思いです。チャンピオンシップも決定していることから、各チームは限界までプッシュすることができますし、我々のアブダビグランプリ用のタイヤ選択は、各チームに興味深いチャレンジを提供すると思います。路面は滑らかながら、トラックレイアウトによってタイヤは酷使されますので、特に、容易にホイールスピンを起こしやすいトラクションエリアでの加速時をはじめとして、タイヤマネージメントが重要になります。昨年と同じ組み合わせですから、今年も2ストップのレースになると予測しています。しかし、日没とともに路面温度が変化し、タイヤおよび戦略に明らかな影響を及ぼすことになります。2015年シーズンのチェッカーフラッグからわずか二日後、2016年シーズンへ向けたテストが開始されます。12月1日(火)の午前9時から午後9時まで、ピレリのタイヤ専用テストが予定されており、各チームは、各1台のマシンで2016年型構造のタイヤや、紫のマーキングで来シーズンデビューするウルトラソフトタイヤをテストします」

タイヤにとってのチャレンジ:
午後5時にスタートする決勝の進行とともに気温と路面温度が下降することから、路面上のスピードは徐々に速くなります。燃料搭載量の減少もスピードアップを後押しします。

前レースのインテルラゴス同様、アブダビも反時計回りのトラックです。反時計回りは比較的少ないため、時にドライバーに肉体的負担を強いることになります。

サーキットの前半部分は、ノンストップコーナーの連続で構成されており、タイヤコンパウンド温度を上昇させます。その後、マシンが約15秒間フルスロットルで走行する長いストレートで、コンパウンドはクールダウンされます。このストレートでは、約800kgに相当するダウンフォースが発生します。

昨年の戦略とレースの概要:
昨年は、ルイス・ハミルトンが2ストップ戦略で優勝しました。ハミルトンは、スーパーソフトで55周のレースをスタートし、10周目にソフトへ、31周目にソフトへ交換しました。その24周後、ハミルトンは2014年シーズンのワールドチャンピオンに輝きました。

予想される両コンパウンド間の性能差:
ラップあたり1.0?1.2秒

(ピレリ ジャパン株式会社 プレスリリース)




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