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メカUPDATE:マクラーレンのフロントウイング
2015年8月9日
ハンガリーGPで今季初のダブル入賞を果たしたマクラーレン・ホンダ。その裏では、シャシーに細かくアップデートが加えられていた。ここでは、フロントウイングに注目してみよう。
ハンガリーGPの舞台ハンガロリンクは、シーズン中で数少ない「フロントの回頭性」が重要なサーキット。一般的なセッティングは、リヤタイヤのデグラデーションを警戒して、リヤの挙動を安定させるため、ダウンフォースの中心をリヤ寄りに設定する。だが、ハンガロリンクではフロントにもダウンフォースが欲しいため、通常よりもダウンフォースの中心をフロントへ移動させる。そのためにリヤのダウンフォースを減らすという方法もあるが、それではマシン全体のダウンフォース量が減り、ハンガロリンクのように低中速コーナーが連続するコースでは速く走ることができない。
そこで重要となるのが、フロントのダウンフォースを増やすことだ。マクラーレンは従来のコンセプトとは異なる、新しい翼端板を投入。これまでは翼端板に大きな開口部が設けられていた(写真:右上の枠内)が、新しい翼端板は、やや後方に小さな開口部がひとつだけ設けられている(写真:赤い矢印)。開口部の面積としては約3分1程度に縮小された。
フロントウイング下面へと空気流を導いていた従来型とは、違う狙いを持つ新型の翼端板。マクラーレンは、その他にもサイドポンツーン周辺のエアロダイナミクスをアップデート。レッドブル流を持ち込んだチーフエンジニアのピーター・プロドロモウが中心となり、トップに返り咲くための地道な開発が続けられている。
(尾張正博)
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※オーストリアGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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※オーストリアGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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