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決勝は2ストップが主流、3ストップも可能

2015年4月12日

2015 中国グランプリ 予選

メルセデスのルイス・ハミルトン、P Zeroイエロー・ソフトでポール獲得
決勝は2ストップが主流の中、3ストップも可能
予選トップ10中、メルセデスとフェラーリのみが決勝用に新品ソフトタイヤを温存

2015年4月11日、上海
メルセデスのルイス・ハミルトンが、P Zeroイエロー・ソフトタイヤで1分35秒782を記録し、中国で5度目のポールポジションを獲得しました。これで2015年シーズン開幕から3戦連続のポール獲得となります。チームメイトのニコ・ロズベルグは、わずか0.042秒差で2番手につけています。

メルセデスは、ソフトよりもラップあたり2秒近く遅いミディアムタイヤのみでQ1を通過した唯一のチームで、この時点で優位性を築きました。ハミルトンのポールタイムが、昨年のドライでのベストタイム(予選がウェットで行われたため、FP3での最速タイム)よりも2.5秒以上速いことからも、あらためて2015年型マシン性能の向上が確認されたことになります。

最高路面温度は35°Cに達し、今年の中国での最高路面温度をわずかながら更新しました。現地時間14時から行われる明日の決勝は、雨のリスクはほとんどなく、今日と同様のコンディションが予想されています。

ドライバー全員がソフトタイヤを使用したQ2では、上位勢同様に下位の方でも0.2秒を切る差の接戦が見られ、勢力拮抗の様子が浮き彫りになりました。上位勢では大半が1回のみのランを行いました。

Q3も新品ソフトタイヤによる戦いとなり、ドライバーたちは極限までプッシュしました。ハミルトンは、1回目のランでポールポジションを決め、メルセデスとフェラーリは、予選で新品ソフトタイヤを1セット温存しました。

午前中に行われたFP3でも、ハミルトンがソフトタイヤで1分37秒615の最速タイムを記録しました。ハミルトンは、セバスチャン・ベッテルが最速となったQ1を除く中国グランプリの全セッションでトップに立っています。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「明日の決勝も今日と同様のコンディションになりそうなので、ソフトタイヤの性能がより向上し、数多くの戦略の選択肢が得られるでしょう。しかし、チーム間でタイヤ性能に若干のばらつきが見られる点は、興味深い要素となりそうです。もちろん、全ドライバーは同じタイヤを使用しますので、タイヤを最大限に活用できるか否かは、今晩のデータの分析に依るところが大きいと思います。2ストップが主流になると見ていますが、中国では過去にも予測不可能な接戦が展開されていますので、少し変わった戦略を採る余地も残されています」

ピレリの戦略予測:
56周で争われる決勝では、計算上、3ストップが1秒差で最速の戦略となります。しかしながら、幅広いトラックレイアウトと複数のオーバーテイク機会の存在によって、中国は他のサーキットよりもオーバーテイクが容易であるとはいえ、3ストップ戦略にはトラフィックに巻き込まれるリスクが伴います。

最速の3ストップ戦略:
ソフトでスタート、10周でソフトへ、25周でソフトへ、43周でミディアムへ交換。

主流となる可能性が高い2ストップの最速戦略:
ソフトでスタート、12周でソフトへ、27周でミディアムへ交換。もし、デグラデーションが十分に抑制された場合、可能性は低いものの1ストッパーも興味深い戦略です:
ソフトでスタート、19周でミディアムへ交換。

FP3のラップタイム上位:
ハミルトン/1分37秒615/ソフト新品
ロズベルグ/1分37秒841/ソフト新品
ベッテル/1分38秒313/ソフト新品

トップ10ドライバーの使用タイヤ:
ハミルトン/1分35秒782/ソフト新品
ロズベルグ/1分35秒824/ソフト新品
ベッテル/1分36秒687/ソフト新品
マッサ/1分36秒954/ソフト新品
ボッタス/1分37秒143/ソフト新品
ライコネン/1分37秒232/ソフト新品
リカルド/1分37秒540/ソフト新品
グロージャン/1分37秒905/ソフト新品
ナッセ/1分38秒067/ソフト新品
エリクソン/1分38秒158/ソフト新品

(ピレリ ジャパン株式会社 プレスリリース)


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