オーストラリアグランプリプレビュー:2015年3月12-15日メルボルン
2015年シーズン開幕戦にP Zeroイエロー・ソフトとP Zeroホワイト・ミディアムが登場
昨年よりも2秒近く速いラップタイムが期待される:
ソフトとミディアム間の性能差は、ラップあたり1秒以上に
2015年型の新しいリアタイヤ構造によって、トラクション、性能、耐久性が向上
2015年3月9日、ミラノ
オーストラリアグランプリの開催地、メルボルンに位置する半常設サーキットのアルバートパークでは、P Zeroイエロー・ソフトとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤが使用されます。このサーキットの特徴である滑りやすい路面、低いグリップ、ハイレベルのダウンフォースとヘビーブレーキングなどの要素が、タイヤを酷使させることになります。
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「我々にとってFormula One復帰後5年目のシーズンがオーストラリアで幕を開けます。常に非常にチャレンジングで、大勢のファンを魅了する予測不可能なシーズン開幕戦ですから、シーズン中でも屈指のエキサイティングなレースと言えるでしょう。昨年同様、我々が選択したミディアムとソフトコンパウンドは、メルボルンでの非常に広範囲にわたるタイヤへの要求に対応します。新しいリアのタイヤ構造は、トラクションの向上に寄与し、ドライバーがいち早く加速することを可能にします。この点は、今シーズンのマシンのラップタイムが速くなっている一因です」
「例年そうであるように、シーズンの開幕時は、マシン間の優劣や相対的な性能については未知数です。確かなことは、シーズンの進行とともに性能が確実に向上するということです。これは、マシンとタイヤ間の相互作用による効果です。プレシーズンテストでのタイヤ動作は期待に沿ったものでしたが、もちろん、ドライバーが極限までプッシュするレースとテストでの走行をそのまま比較することはできません。したがって、メルボルンで行われる今週末のレースを、全てのファンが待ち望んでいます」