予選日ドライバーウォッチング：バトン「走るべきか、走らない方がいいのか・・・」

予選日ドライバーウォッチング：バトン「走るべきか、走らない方がいいのか・・・」

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　毎GPの土曜日夕方、マクラーレンは「Meet the Team」という囲み取材を開いている。ブランドセンター最上階の会場に、マーチン・ウイットマーシュ代表を真ん中に、ジェンソン・バトンとセルジオ・ペレスが左右に座り、ジャーナリストたちの質問に答える。

　とはいえチームに入って日が浅いペレスは、黙っていることが多い。この日も、Q3に進めなかったセルジオにはあまり質問は飛ばず、もっぱらジェンソンが答えていた。まずはQ2での、「スーパーラップ」について。
　「うん。あのアタックは、ここ数年ちょっとなかったっていうくらい、自分でも凄いなと思えた走りだった。結果は10番手だけど、今のうちの状況からしたら最高のラップタイムだよ」

　実際、セルジオにコンマ7秒近い大差をつけている。次に知りたかったのはやはり、Q3で取った戦略についてだった。
　「正直、迷ったよ。走るべきか、走らない方がいいのか。アタックすれば、6番グリッドを獲れる可能性があった。でも明日はもっと暑くなるという予報だし、2種類のタイヤはどちらも厳しいはず。だとしたらニュータイヤを使える余地を残した方がいいかなと」
　フェラーリもバトン同様ミディアムでQ3を走ったが、対照的にアタックを敢行した。
　「そう。正直、ちょっとびっくりしてる。だって結果的にアロンソがマッサの後ろに行ってしまったし、中古のミディアムでレースをスタートしないといけないからね。明日はきっと、かなり面白い展開になるはずだよ」

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