決勝日ドライバーウォッチング「マッサ、怒る」

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　11番グリッドからものすごいロケットスタートを決め、アロンソまで抜き去って一気に5番手に大躍進したマッサ。しかし9周目、4番手に順位を上げ、ターン4から5へと全開で立ち上がって行く最中に左リヤタイヤがバースト。緊急ピットインで最下位まで転落するが、粘りの走りで何とか6位入賞を果たした。

　しかしこの事故には腹の虫が収まらないようで、囲み会見のフェリペは終始怒りの表情だった。

　「（あの事故は）とても受け入れられない。安全に関わることだろ。しかも、この種の事故が起きたのは、今回が初めてじゃない。そしてシルバーストンをピレリが走るのも、今回が初めてじゃない。なのに、こんなことがこの週末だけで4回も5回も立て続けに起きた」

　縁石にぶつかったことが、原因じゃないかという声もあります。

　「少なくとも僕は、そんなアグレッシブな運転はしてない。ルイス（ハミルトン）だって、バーストの犠牲になる前に、そんな激しい運転はしてなかったはずだよ。第一ここの縁石自体、そんなに凹凸が大きくないし」。

　「被害に遭ったドライバーが、誰もクラッシュせず、ケガもしなかったのは本当にラッキーという他ない。一歩間違えれば、大事故になっててもおかしくなかった。これからもピレリタイヤでレースを続けるんだから、1日も早く対策を講じてもらうよう、ドライバーたちで申し入れる必要があるよね」

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