2013年F1モナコGPの日曜決勝で、メルセデスのニコ・ロズベルグは優勝、ルイス・ハミルトンは4位を獲得した。
■メルセデスAMGペトロナス・フォーミュラ1チーム
ニコ・ロズベルグ 決勝=1位
モナコで勝つのは特別なことだから、素晴らしい気分だ。このレースで勝つのは子供のころからの夢だった。生まれ育ったこの場所をシルバーアローで走り、優勝できるなんて、最高だよ。まだ信じられない。実感できるようになるまで少し時間がかかりそうだ。
今週末このマシンを用意してくれたチームに感謝する。ポールポジションを獲得し、それと同じレベルのパフォーマンスを日曜に発揮することができて嬉しい。
週末を通してすべてが予定どおりに運んだ。予選は天候の関係で楽ではなかったけどね。
今日のスタートはベストとはいえず、ルイスとセブにかなり接近されたが、1コーナーを過ぎた後は自分のペースで走ることができた。いろいろなことが起きても冷静さを保つことが重要だった。何が起きているのかチームが常に教えてくれたから助かった。
ここにいるスタッフ、ブラックリーとブリックスワースのファクトリーのスタッフ全員に感謝する。今日の勝利が先駆けとなり、今後たくさんの勝利を挙げられることを願っている。
(タイトルのことは)話したくない。2週間前には(ウイナーから)70秒後れだったんだからね。今日はそれよりもかなりいいポジションに立てた。このサーキットではタイヤをセーブし楽に走ることができた。
今後のレースに向けてあまり興奮しすぎないようにしなければならない。まだレースペースには少し問題があるし、どのチームも開発レースでプッシュしている。だからまだチャンピオンシップのことは考えていない。今日はモナコのことだけを考えている。
まだ幼かったころからモナコのレースは見ていた。一番古い記憶はアイルトン・セナがレッド&ホワイトのマシンに乗ってイエローのヘルメットで走っていたことだ。
このレースで勝つのは僕にとって一番特別なことだ。本当に信じられない。現実じゃないみたいだよ。たくさん苦労をしても、この感動がそれを帳消しにしてくれる。最高の気分だよ。