2013年F1モナコGPの土曜予選で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは6位を獲得、フェリペ・マッサは走行することができなかった。
■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 予選=6位
僕らは最善を尽くしたけれど、残念ながら今日は望んでいたようないい展開にはならなかった。木曜の2回のフリープラクティスほどの強さがなかった。この後退を気温が低くなったせいにはできない。誰もが同じコンディションで走っているのだからね。今日はグリップが低下し、ソフトタイヤでは今朝の方が苦労していたと思う。
もっとずっと簡単な話で、僕らは単にこの特殊なサーキットにマシンを合わせることができなかったのだ。このコースは他とは全く違う。
明日は難しいレースになるだろう。優勝を争うのにベストな予選ポジションを確保できたとは言えないからね。F1では何事も不可能とは言い切れない。それでも僕らが明日優勝争いをする可能性は極めて低いだろう。
僕らは通常は決勝での方がよくなるけれど、ここは状況が違う。オーバーテイクがほぼ不可能だからだ。でもレースでは何が起きてもおかしくないから、序盤、集団の中で身動きとれないような状態にならないよう、慎重にいかなければならない。
幸いトップにいるのはメルセデスであり、タイトル争いで直近のライバルたちはそれほど遠い場所にはいない。
(優勝以外の)ふたつめの目標は選手権争いのライバル、つまり、キミ(・ライコネン)とセバスチャン(・ベッテル)より前でフィニッシュすることだ。それは可能だと思う。
キミは僕の隣のグリッドだしベッテルはひとつ前の列につけている。ふたりを抜いて、ポイント差を広げられるのを食い止められることを願おう。
フェリペ(・マッサ)のことは残念だよ。チームはできる限りのことをしたけれど、(クラッシュしたマシンの修復が)予選に間に合わず、彼は走れなかった。モナコではグリッド後方からスタートするとレースがより一層難しくなる。どれだけ大変か、僕はよく知っている。でも彼がうまくやり、ふたりでできるだけ多くのポイントを持ち帰れるよう願っている。