2012年F1ベルギーGPの土曜予選で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは6位、フェリペ・マッサは14位だった。
■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 予選=6位
今日の6位というのは今年の予選の僕らの平均のポジションなんだ。正確に言うと、平均は6.08位だ。だからこの結果に驚くべきではない。通常僕らは日曜の方がよくなるから、決勝についてはそれなりに自信を持てる。特に、選手権争いの主なライバルの多くが僕より後ろからスタートするからね。一方でキミ(・ライコネン)は僕より前だけど、それほど離れたところにいるわけじゃない。明日も同じ結果になるとすれば、正直言って僕としてはそれで構わないよ!
僕らの目標は表彰台だけど、優勝には手が届かないと思う。ただ、予測できないレースになるのは間違いない。このコースではオーバーテイクが比較的やりやすいしね。
タイヤのライフについてのデータがないことは特にマイナスにはならない。皆が同じ状況だ。それにふたつのコンパウンドが両方ともいいことは分かっている。問題は起こらないと思うよ。それより重要なのは、昨日ほとんど走れなかったことで、マシンのさまざまな箇所を最適化できなかったことだ。でもそれについても、誰もが同じ状況だ。このことが、同じチーム内のドライバー同士にパフォーマンス差が出ている原因なんじゃないかな。
ここに持ち込んだアップデートによってトップスピードは向上しているから、その点はポジティブだ。数日後のモンツァのことを考えても心強い。
タイトル争いはすごく接戦だから、すべてを完璧にやるということができないと、後れをとってしまう。だからどんな小さなことも重要なんだ。細かいことにまで100パーセント集中することを常に心がけていく。
フェリペ・マッサ 予選=14位
午前中の時点でセカンドセクターにかなり苦労していたから、FP3が終わった後、マシンにいくつか変更を加えた。でも残念ながら状況はあまり変わらなかった。セカンドセクターをうまく走ることができないんだ。空力ダウンフォースが足りず、コーナーでマシンがスライドしてしまう。フェルナンド(・アロンソ)もコースのある部分で苦労していたようだけど、それでも僕ほどじゃない。でも僕は第1と第3セクターではコンペティティブだった。純粋な意味でも、チームメイトと比べてもね。また、2コーナーで苦労したことでタイヤのデグラデーションにも悩まされた。昨日の天候が悪かったためロングランでのタイヤの挙動についてデータを取ることができなかった。今日の結果に満足することはできないけれど、今重要なのは決勝に集中することだ。何が起きてもおかしくない。このコースはオーバーテイクが可能だからね。それに、マシンの挙動に関して未知の要素がたくさんあるから、どんな予想外のことが起こるか分からないよ。