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可夢偉、後半戦最初のセッションでトップタイム

2012年8月31日

LAT

 2012年F1第12戦ベルギーGPが現地時間31日にスパ・フランコルシャン・サーキットで幕を明け、金曜1回目のフリー走行はザウバーの小林可夢偉がトップタイムをマークした。

 前戦ハンガリーからおよそ1ヶ月、長いサマーブレイクが明けたF1は、今週末からいよいよ後半戦がスタート。シーズン第12戦の舞台はF1屈指の難コースとして知られるスパ・フランコルシャンだ。

 後半戦初戦となる注目のグランプリ、しかしレースウイーク初日は悪名高いスパ名物の悪天候にさらされ、午前10時スタートのフリー走行1は強い風とひどいウエットコンディションに見舞われた。そのため、今レースにピレリが持ち込んだミディアムとハードは使用されず、ファーストセッションは全車フルウエットタイヤでの走行となった。

 セッションは、開始直後から降り始めた雨が横殴りの雨へと変わり、コースはところどころに“川”ができるひどいヘビーウエットに。そのため、各車は序盤の走行を見合わせ、雨足の少し弱まったセッション折り返し過ぎからようやくフルウエットによる走行を開始した。

 そのなかでも何台かはストレート上でアクアプレーニングに起こすなど、コースの各所でマシンコントロールに苦戦。オー・ルージュやケメルストレートエンドなどでは頻繁にコースオフする場面も見られた。しかし、幸いクラッシュにつながるシーンは起きず、セッション終了時にエンジンブローを起こしたフェリペ・マッサ以外は、無事に90分のセッションをのり切った。

 トップタイムをマークしたのは、ザウバーの可夢偉。最多の20周を走りきった可夢偉は、2分11秒389というタイムで後半戦最初のセッションをいいかたちでスタートし、チームメイトのセルジオ・ペレスも6番手につけた。

 2番手にはウイリアムズのパストール・マルドナドがつけ、3番手にはトロロッソのダニエル・リカルドと、FP1は中団グループが上位を占めるかたちに。レッドブルのマーク・ウエーバーは5番手、メルセデスはニコ・ロズベルグが7番手。今回のベルギーが記念の300レース目となるミハエル・シューマッハーは10番手につけた。マクラーレンはルイス・ハミルトンが15番手、ドライバーズランキング首位のフェルナンド・アロンソは22番手で最初のセッションを終えている。




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