可夢偉ら、アロンソのタイトル獲得を予想

Sutton

　今季10戦終了時点でランキングトップに立っているフェルナンド・アロンソは、まだ自分のタイトルの可能性を考えるのは早いと述べているが、小林可夢偉ら仲間のドライバーたちの一部はアロンソが勝つ可能性が高いと考えている。

　アロンソは10戦中3勝を挙げ、154点でドライバーズランキング首位に立っている。しかし今季は非常に接戦で、後半戦で状況が一変する可能性が十分ある。

　ハンガリーGPの木曜記者会見において、自分はチャンピオンの最有力候補だと思うかと聞かれたアロンソは、次のように答えた。
「シーズン前半に獲得したポイント数を見れば僕らはいいポジションにいるといえる。でもシーズンはまだ半分残っている。10戦終わったが、あと10戦残っているから、後半にこれぐらいポイントを稼ぐチャンスは誰にでもある。ランキングトップ6までの差は、これから追いつけないほど大差ではない。1戦か2戦うまくやればすぐ追いつける。だから必要なのは、毎週末、集中力を切らさず、自分たちの状況を最大限に活用し続けることだ。時には表彰台が可能かもしれない。時には5位や7位になるかもしれない。ただ、後悔するようなミスをする余裕は全くない。これからも安定していい仕事をしていかなければならない。でもタイトルのことを考えるのはまだ早すぎる。今の段階では、マクラーレン、レッドブル、ロータス、メルセデスといったあらゆるチームがタイトルを争っている」

　アロンソは今年タイトルを獲ると思うか、という質問に、記者会見に出席した他のドライバーたちは次のように答えている。

　ナレイン・カーティケヤンは、「フェルナンドはいい戦いをしていくと思う。サポート体制も万全だし、彼はやれるはずだよ」と述べた。

　可夢偉は、「フェルナンドは今シーズン間違いなく最強だと思う。彼がすごく強いのは見ていて分かるよね。彼が勝つと思う」と答えた。

　ヘイキ・コバライネンとキミ・ライコネンは、まだ予想はできないと述べている。
「フェルナンドが一番いいポジションにいるのは間違いない」とコバライネン。
「でも今の段階ではすごく接戦だから予想は難しいな。チームにとってもドライバーにとってもファンにとっても、今シーズンの終わりはエキサイティングなものになると思う」

「今フェルナンドが一番いい位置にいるのは間違いないけれど、彼自身も言ったとおり、一度か二度週末を失敗し、そこで誰かが突然うまくやれば、状況はあっという間に変わる」とライコネンは言う。
「まだたくさんのレースが残っているからはっきりした予想はできない。最終戦が終わるまで結果は分からないよ」

　一方、パストール・マルドナドはアロンソの成功を祈ると述べた。
「フェルナンドは今年前半、すごく強力で、安定している」とマルドナド。
「彼が一番いい位置にいるのは確かだ。今シーズンの彼の成功を心から祈っている。彼の走りは素晴らしい。彼とフェラーリチームの幸運を祈るよ」

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