■レッドブル・レーシング
マーク・ウエーバー 決勝=1位
勝ったということを実感するのにはしばらく時間がかかるね。それは、レースのほとんどを2位で走っていたからだと思う。フェルナンド(・アロンソ)には全く追いつけずにいたが、最後のストップの後、エンジニアのキアロン(・ピルビーム)が無線で、フェルナンドはオプションタイヤではあまりよくないと言った。
でも僕はフェルナンドがしたたかなドライバーなのを知っていたから、彼はタイヤを労わって走っていて、少しプッシュすべき時を待っているだけなのだと思った。だけど彼との差が2秒を切った時、もしかしたら彼は少し苦しんでいるんじゃないかと思った。
そして実際そうだったんだ。DRSを使えると分かった時が勝負で、ずばっと仕掛け、優勝という形で僕らのハードワークが報われた。今日のグランプリは最高だった。観客はいいレースを見られたはずだからよかったと思う。
セバスチャン・ベッテル 決勝=3位
今日はタフな一日だった。スタートはあまりよくなかった。少しロスし、ミハエル(・シューマッハー)に押さえられた。でも戦略がうまくいき、挽回できた。早い段階でピットに入ることに決め、それによって前に出られたんだ。いい判断だったよ。今日は勝てたらもっと嬉しかったけど、チームにとってはいい結果だから満足だ。
ここからファクトリーはすごく近いから、ここは僕らにとってホームレースだしね。雨が降らなくてよかった。雲が出てくるのが見えて、もしかしたら僕のレースにとっては(雨が降ったら)よかったかもしれないけれど、グランドスタンドのファンにとっては降らないでよかったと思う。彼らはドライで喜んでいたと思うよ。雨に祟られ、ひどい渋滞の問題もあり、彼らにとっては大変な週末だった。
コース上に水が多すぎたために僕らはあまり走らなかったけれど、今日その埋め合わせができたと思う。