2012年F1イギリスGPの土曜予選で、マクラーレンのルイス・ハミルトンは8位、ジェンソン・バトンは18位を獲得した。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン 予選=8位
Q3で何が起こったのか全く分からない。フルウエットタイヤはとてもうまく機能していたんだけど、路面が徐々に乾いてきたから、よりグリップを得るためにインターミディエイトに履き替えたんだ。でもそれを十分に温めるのに苦労して、機能する状態に持っていけなかった。インターではグリップがほんの少ししかなく、フルウエットでの方が自信を持って走れた。当然今夜はこの問題の分析をしなければならない。明日に向けて解決できるといいね。
ファンには大声で感謝の気持ちを表したいよ。彼らは素晴らしかった。とても辛抱強く、支えになってくれた。グランドスタンドからの声援は見事だった。彼らのためにマシンをフロントロウにつけることができなくて残念だったが、まだ明日攻めていくチャンスがある。8番手は最高のスタート位置ではないけれど、タフなレースになるだろうし、トップからそれほど離されてもいないよ。
ジェンソン・バトン 予選=18位
僕は普通だったら雨でもレーシングカーで問題なく走れるんだけど、今日はダメだった。2セット目のインターミディエイトではマシンの感触が全く違った。1セット目ではフロントの振動が酷くてタイヤを機能させられなかったが、2セット目ではこの問題はだいぶ改善されていた。だから最後のアタックでは、その前の自分のベストタイムを1.8秒ぐらい上回っていたんだ。ただ最終セクターが特に濡れていて、さらにコントロールラインでイエローフラッグが出ていたから、悲しいことにそれを全体のラップタイムに反映させられなかった。
時にはこういうことがある。今年の僕はこういうことが多いようだ。予想どおり日曜日も雨になったら、タイヤをあまり使っていないことで少し優位に立てるかもしれない。できるだけ状況をポジティブに考えるようにしないとね。