2012年F1カナダGPの金曜プラクティスで、マクラーレンのジェンソン・バトンは10位/9位、ルイス・ハミルトンは1位/1位だった。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン フリー走行1=10位/2=9位
今日はいくつかの問題を抱えてしまった。午前中のセッションでオイル漏れが発覚したので、メカニックはギヤボックスを一度降ろし、その後装着し直す作業を強いられた。するとまた問題が発生したので、再びギヤボックスを降ろし、その後再度載せ直さなければならなかったんだ!
チームは素晴らしい作業をしてくれた。でもこの遅れによって、多くの燃料を搭載した状態での走行も、セットアップ作業もできなかった。単純にコース上に出て、何周か走行することしかできなかったんだ。つまり、僕らはマシンのセットアップを仕上げられていないってことだ。ただ、さっきも言ったように、修復作業を全力で行ってくれたスタッフには心から感謝したい。彼らはファンタスティックな仕事をしてくれた。
でも、僕はそれほど心配はしていない。マシンはよく機能しているし、ルイスは1日中速かった。僕らには明日に向けて多くのいい情報がある。この場所をドライブするのは楽しい。明日はもう少し幸運が向いてくれればいいね。
ルイス・ハミルトン フリー走行1=1位/2=1位
自分の週末のスタートにはとても満足している。両セッションとも雨が降り出さなかったことも、多くのセットアップ変更を行えたこともハッピーだ。
ここはドライブするのに素晴らしいトラックだ。100%の集中力を要求され、ドライバーが違いを見せられるコースでもある。ドライバー間の差がかなり大きくなるんだ。今日は、オプションタイヤの方がやや速かったが、僕はプライムタイヤで走る方が好きだった。
ジェンソンにとっては不運な1日だったね。マシンにいくつか問題が出てしまった。少なくとも、セッションの終わりにコースインでき、何周かのラップを刻めたのはよかったね。このトラックは、ウォールがとても近い場所があり、徐々にスピードを上げていく必要があるから、周回を重ねることが重要な場所なんだ。
今日はポジティブな1日だったが、今週末がタイトな戦いになることは明白だ。予選だけではなく、決勝でもね。