2012年F1モナコGPの日曜決勝で、マクラーレンのルイス・ハミルトンは5位を獲得、ジェンソン・バトンは16位(DNF)に終わった。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン 決勝=5位
スタートは最悪だった。なぜそうなったのか分からない。でも1コーナーのクラッシュに巻き込まれなくてラッキーだったよ。レース中は低速コーナーで苦戦し、リヤタイヤの管理をするのが大変だった。リヤタイヤをできるだけ長く持たせ、同時に前のドライバーたちについていくのはすごく難しかった。レースの中で直面した、最も困難なことの部類に入ると思う。
僕はピットストップで時間をロスし、フェルナンド(・アロンソ)にポジションを奪われ、その後セバスチャン(・ベッテル)もピットストップの後で僕の前に出た。オーバーテイクするのは不可能だった。今日の結果は僕にとって最善の結果ではない。レースで順位を落とすってことが大嫌いなんだ。でも僕はマシンの力を最大限に引き出したと思う。
僕らは何ポイントか手にすることができたし、まだたくさんのレースが残っている。でも僕らにやるべき仕事があるのは間違いない。1戦ごとにトップ勢についていくのが難しくなっているからね。他のチームはペースをしっかり向上させてきている。彼らとの差を拡大させるわけにはいかない。でも僕らは素晴らしいチームだから、協力して解決に取り組むよ。これからプッシュしていくつもりだ。
ジェンソン・バトン 決勝=16位(DNF)
スタート直後、可夢偉のマシンが僕の上に落ちてくるかと思った。彼のマシンは誰かと当たって舞い上がったんだ。その後、サンデボーテの出口で足止めされそうになったけど、なんとか抜けていくことができた。ピットストップの後、ヘイキ(・コバライネン)に追いついた。僕らは戦っていたような状態ではなかったけれど、ここではマシンを正しいラインで走らせると、それを抜くのは不可能なんだ。
前のドライバーよりすごく速いのに抜けないのは本当にいらいらするよ。最終的に、ターン15で彼のインに入って接触し、タイヤがパンクした。
それでゲームオーバーだ。今日の結果は予選パフォーマンスが悪かったこととスタートで不運だったことによるものだ。中団グリッドからスタートすると、事故に巻き込まれやすいしね。今日はついてなかったけど、近いうちに運がめぐってくるといいね。