2012年F1オーストラリアGPの金曜プラクティスで、マクラーレンのジェンソン・バトンは1位/15位、ルイス・ハミルトンは2位/16位だった。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン フリー走行1=1位/2=15位
それほど意味はないとはいえ、最速タイムでシーズンをスタートできるのはいつだって嬉しいね。クルマは、最後のテストの時とはかなり異なった感触だ。サーキットが違うし、コーナーの平均速度もずっと低い。それでもマシンは良く動いてくれていると思う。
まだ改善できると思われる箇所がいくつかあるし、期待していたほど多くの周回を重ねることはできなかったが、ポジティブな1日だった。午前中はセットアップ作業を行い、午後に入ってからは、ウエットやインターミディエイトのタイヤを履いた時にクルマがどのように反応するか理解することに費やした。
天候が味方になってはくれなかったが、それは誰にとっても同じこと。全体的にはかなり満足できる状態だと思うが、明日に向けてどういった方向性を選ぶのか、今夜これから多くの話し合いをすることになるだろう。
ルイス・ハミルトン フリー走行1=2位/2=16位
午前中はタイヤの性能をうまく発揮させるための作業に費やした。午後に入ってからは、ウエットでの走行は一切しなかった。天気予報によると、残りの週末はドライになりそうだと言っていたからね。こういった状況では、冷静になり、クルマのケアをして、残りの週末にきちんと集中することが重要だ。
明日はセッション開始早々にコースに出て、可能な限り多くのドライ走行を行うことが大切になる。セットアップの作業に取り組み、クルマを戦える状態に持っていけるようにしないといけないからね。
僕らのクルマはいい状態、あるいはそれに近い状態にあると思うが、テストの時と同様に、ライバルたちがどれほどの燃料を積んで走行しているか分からない。でも、僕らとレッドブル、そしてメルセデスの差は小さいように思える。明日はおもしろいことになりそうだ。誰が速いのか、よりはっきりするだろうからね。残りの週末がどのようになるのかを見るのが今からすごく楽しみだ。