フォース・インディアF1のエイドリアン・スーティルが、F1で2年目となる今シーズンはすべてにおいて昨年よりうまくやることを目標にしていると語った。
スーティルは今週末のオーストラリアGPを前に、フォース・インディアF1にとっては楽な展開にならないだろうが、チームは正しい方向へ向かっており、僚友のジャンカルロ・フィジケラとテストドライバーのビタントニオ・リウッツィから、できるだけ多くのことを学べればと思っていると語った。
「今年、僕たちは、経験豊富なとても素晴らしいドライバーズラインナップが組めた。また、トニオがテストドライバーとして加わってくれたので、レースとレースの合間にかなり前進できるはずだ。ジャンカルロの加入は、僕にとって有益なチャレンジだ。彼は僕をプッシュするだろう。だが、それは将来的に重要なチャレンジなんだ」とスーティル。
「難しい状況になるだろうが、それは僕に必要なことだ。誰かにプッシュされれば、最大限の努力をしなくてはならなくなるからね」
「今年のチームの体制は去年よりいいし、すべてが正しい方向に行っているようだ。予算も増えたので、去年したくても、予算の関係でできなかったパーツ開発もできる」
「僕の今年の目標は、すべてのことにおいて去年よりうまくやることだ。ミスをさらに少なくして、ポイントを獲り、チームの前進をサポートしたい」
スーティルは、プレシーズンの準備について尋ねられると、インドにニ度行ったこともあって忙しかったが、様々なテストを通して、フォース・インディアはたくさんの作業ができたと語った。
「去年と同じシャシーを使っているので、どのような動きをするのか、よく分かっている。もっぱら集中したのは、いまのマシンで新しい電子システムを作動させ、トラクションコントロールなしでマシンがどのように動くかを理解し、コーナーの入り口や出口でのマシンの安定性を確立することだった」
「限界を見いだすためにいくらか時間をかけており、シーズン開幕直前の最後の微調整については心配していない。開発を正しく理解するにはもう少し時間がかかると思うけどね」