ジャンカルロ・フィジケラは、今週末オーストラリアで行われるチームにとってのデビューイベントで、フォース・インディアに最初のポイントフィニッシュをもたらすことを目指すと述べた。
現在のF1のグリッドで最も経験豊富なドライバーのひとり、フィジケラは、今年で13年目のシーズンを迎える。彼はメルボルンの週末を前に、静かな自信を感じている。
実際、オフシーズンにシルバーストンを本拠とするこのチームに加わって以来、彼は実にうまくチームに馴染んでいるが、それも特に驚くべきことではない。なぜなら、彼は1997年、そして2002年から2003年にかけての二度にわたって、かつてジョーダンと呼ばれていたこのチームと共に戦ったことがあるからだ。
「フォース・インディアに加わってからの2カ月間は、チームと僕の両方にとって、とてもエキサイティングな時間だった。僕はエンジニアともメカニックとも打ち解けて、すっかりリラックスできている」とフィジケラ。
「もうずっと前からフォース・インディアにいたみたいに感じるよ!」
「僕にとってオーストラリアは、この新しいシーズンとフォース・インディアでのレースキャリアをスタートさせるのにもってこいの場所だ。2005年にはここで勝っているし、2006年には思ったほどコンペティティブではなかったクルマで2番手グリッドからスタートした。そして昨年は5位でフィニッシュしている」
「このフォース・インディアでの最初のレースに向けて、僕は自信を感じている。最初の目標はQ2へ進出することだけど、最終的な望みはフォース・インディアとして初めての選手権ポイントを記録することだ。僕らはテストをするたびに前進してきたし、特にバルセロナでの最後のテストではかなりの進歩があった。その時のラップタイムを見れば、このクルマに関して僕らが正しい方向へ進んでいることが分かる」
「最後のテストでは二度のロングランもこなして、バランスとパフォーマンスの一貫性には十分に満足できた。その結果は僕らの期待に応えるもので、ざっとコンマ5秒はタイムを短縮できたんだ。そして、まだ余力があることも分かっている。あらゆることがきわめてポジティブだ」
「これから投入される開発部品で、おそらくあとコンマ2、3秒は稼げるだろう。それはさらなる前進と、グリッド上でのいくらかのポジションアップをもたらすかもしれない。他のチームを見ても、少なくともレースコンディションでは、そう簡単に置いて行かれるとは思っていないよ」