BMWザウバーのロバート・クビカは最近のテストでの好結果を受けて、チームの2008年仕様のマシン、F1.08は順調に仕上がっていると語っている。

　ポーランド出身のクビカは、1月中旬に行われた新車発表会の際に期待していたほどの速さはまだ得られていないものの、それでも今週バルセロナで行われたシーズン前の最終テストでは大きなステップアップを果たせたと語っている。

「エンジニアたちはある程度のリスクを覚悟の上で、F1.08のある部分で新たな領域に飛び込んだんだ。結果としては、僕らはまだ冬季テストの序盤に期待していたところまでは達していない。とはいえ、ラウンチの後、チームのスタッフは全員、テストクルーもファクトリースタッフも休みなく全開で作業を続けてきているんだ。そしてそういった努力は報われている。僕らはかなり前進しているし、あらゆる部分で改良が進んだ。ただF1.08のポテンシャルをフルに発揮できるところまではまだ行ってないね」

　クビカは今シーズンの目標として、初めてフル参戦を果たした2007年の成績を上回ることだと答えている。
「常に100パーセント全開で行くよ。コンスタントにポイント圏内でフィニッシュしたいね」とクビカ。「僕はストリートサーキットが好きなんだ。だから（開幕戦の地である）メルボルンに行くのは本当に楽しみ。その場所ではこれまでもかなり速く走れているしね。だからオーストラリアGPに向けてのテスト走行が待ちきれないよ。ウィンターテストでは疑問符を付けられてきたけど、そんなウワサを聞くのも開幕戦で終わりになるだろうね」

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