フェルナンド・アロンソは、日曜の日本GPでリタイアを喫したことから、3度目のワールドタイトル獲得への道のりは険しくなっているが、まだ諦めてはいない。
今週末の中国GPを前に語ったアロンソによれば、現在は“気を散らされること”が多いが(2008年の活動に関する憶測を指していると思われる)、自分は上海と10月21日の最終戦ブラジルにしっかり集中しているということだ。
「日本でのリタイアによって、僕にとってチャンピオンシップは容易なものではなくなったけれど、まだ最大20ポイント獲得することが可能だから、頑張って1点1点を取りに行くよ」とアロンソは約束し、富士でのレース後のコメントをくり返した。
「1年のこの時期にはいつも、プレッシャーがかかったり気が散ったりするような話がたくさんあるけれど、僕が考えているのは、上海とインテルラゴスでレースをして勝つことだけだ」
「僕らはみな、この目的に集中しているし、今後2、3週間に全力を注ぐ」と彼は付け加えた。
今週末のレースについて、さらに詳しく尋ねられたアロンソは、ここはいいコースであり、新しいがかなり特徴のあるコースだと語った。
「僕は上海サーキットでレースをするのが好きなんだ」と彼は続けた。
「このコースはとても広くて、追い越しが可能なようにデザインされている」
「メイン・バックストレートでスリップストリームを使い、1コーナーの飛び込みで追い越すのが、特に大きなチャンスのひとつだよ」
「13コーナーの脱出時にできる限りの勢いをつけるようにしなくちゃならない。だから、メカニカルグリップが、コンペティティブなトップスピードを確保することと同じくらい重要なんだ」
「だけど、中国には様々な思い出がある。去年はフラストレーションの溜まるレースだったけれど、2005年には優勝したんだ。そのリザルトを今週末再現したいね」と彼は話を締めくくった。