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トッド、ブラウンのチーム代表就任の可能性を示唆

2007年10月2日

 ジャン・トッドが、ロス・ブラウンが2008年からフェラーリのボスに就任する可能性があることをほのめかす発言をした。

 ブラウンのフェラーリ復帰については、1年間の休養を終えた後に実現すると見られていたため、驚きではないが、両者の間で初期段階の話し合いがあったことのほかは、ほとんどこれに関するニュースは伝わってきていなかった。しかし、トッドは日本GPの週末、ブラウンが自分に代わってチーム代表としてフェラーリに復帰する可能性があることをもらす発言をした。

 トッドはスペインの『アル・パイス』紙の中で次のように語った。
「私は現在もチームの責任者の立場にある。しかし、去年の10月27日、フェラーリのCEOに就任しており、今後利害の対立が生じる可能性もあるだろう」
「去年の終わりに、ミハエル・シューマッハーが引退した際、ロスも1年の休養を取ることを決めた。私ももう、1日14時間、1年に200日間ぶっつづけで働きたいとは思わなかった。でも、モンテゼモロ氏はもう1年、私にチームの指揮をとってほしいと言ってきた」
「現在、私たちはロスとフェラーリ復帰の可能性について話し合いを始めたばかりだ。決断はまだなにもなされていない。だが、彼が戻るなら、以前と同じポジションではないだろう。チームのゼネラルディレクターになる可能性もある」

 トッドはまた、フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモロとの不仲が原因でチームから放出されるのではとのウワサを否定した。
「私たちの関係は良好だ」とトッド。
「少しでも関係がよくなければ、1人のフランス人が14年間も指揮をとることなどないだろう。私たちは一緒にフェラーリの素晴らしい歴史の一部を作り上げた。この大切な時間を終わりまで全うしたい。したがって、私たちが仲違いの末に別れるというウワサは嘘である」
「2年前、私は他のチームから断りにくいオファーを受けた。しかし、それでも私はオファーをのまなかった。フェラーリのディレクターであることは、私の人生の中で一番魅力的なことだと思っているからだ。フェラーリはこれまで私に多くのことをしてくれた。だが、私も、フェラーリに多くのことをしてきたと信じている」




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