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ラルフ・シューマッハーがトヨタ離脱を発表

2007年10月2日

 トヨタのラルフ・シューマッハーが今シーズン終了とともにチームを離脱することを明らかにした。

 ドイツ出身、32歳のラルフは過去3シーズンに渡りトヨタのマシンをドライブしてきたが、今季はこれまでで最も困難なシーズンを過ごしており、ポイント獲得はわずか3戦、ハンガリーGPの6位がここまでの最高位となっている。
 ウイリアムズから大きな期待を持ってトヨタに移籍してきたラルフだが、当初の期待通りの成果は得られなかったと認め、新たなチャレンジを求めると話す。

「過去3年に渡りトヨタのドライバーとして戦ってきたが、ここで新たなチャレンジを探ることを選んだ」と彼は言った。
「僕は大きな期待をもってトヨタに加わり、チームとともにマシンの開発を行っていく事は僕にとって刺激的なチャレンジだった。F1に来る前は日本で長く過ごした時期があり、その時に日本のやり方を学ぶ事もできたし、日本の考え方にもなじんでいた。しかし、僕は長年競争力のあるマシンを求めていた」
「トヨタでの経験は素晴らしく、興味深いものだった。特にチーム、エンジニア、メカニックとの共同作業は素晴らしかった。でも、今が新たな道を探る時だと感じた」

 一方、今シーズン残りの2戦、中国とブラジルにはこれまでと変わらず全力でレースに臨むとラルフは語り、シーズンの終わりを迎えるころに改めて今後のプランを明らかにすると述べている。
「上海とサンパウロのレースに向けて、非常にやる気が高まっているのは言うまでもない」とラルフ。
「トヨタのためにも最善を尽くして、いい形でシーズンの終わりを迎えたい」
「数週間のうちに何度か話し合いを持つ予定だ。シーズンが終了したら、(将来についての)自分の決断について発表をしたいと思う。僕にとって金銭面は大きな問題ではなく、マシンの開発にかかわり、それによって得られる成功こそが重要なんだ」




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