スパイカーチームは、親会社の株主が、ビジャイ・マルヤのオファーに賛同したことにより、売却実現にまた一歩近づいた。

　スパイカー・カーズNVは声明を発表、その中で、増え続けるF1チームの損失補てんと、本業のロードカー会社の財政悪化に歯止めをかけることを目的としたチームの売却に関して、賛成の意を示した。だが、その中で、いつその手続きが行われるのか、あるいは本当に手続き自体が行われるのかどうかに関しては言及されていなかった。

「株主は、ワトソン社とストロングウィンド社の共同体との交渉の最終決着に関し、スパイカー・カーズNVの経営陣及び取締役会に対して一任することとした」そう声明で述べられている。
「両団体は、その共同体に対するスパイカーF1チームの売却の可能性に関して、2007年8月31日より、30日間という独占的な交渉期間に入った。これは当初のオファー内容であった売却金額8千万ユーロに基づいたものである。既報どおり、続く交渉では金額は8千8百万ユーロの増額という結果を見た。共同体との独占交渉期間は、9月30日の深夜に終了した。だがこのオファーに関連する子細な（法的）条件に関しては、まだ保留状態である」

　またこの公式発表によれば、スパイカーF1の第3四半期の損失は、6百万ユーロに達するものと予想している。

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